21日、岡山地裁で中国残留孤児国家賠償訴訟の第14回口頭弁論があり、国の新たな支援法の成立を受けて、訴えの取り下げがされました。

新たに改装された裁判所。1回の100号法定は、裁判員制度の導入用の法定らしく、裁判官の席は、これまでと比べて低くなっている。傍聴者66名、原告団10数名、報道関係15名、約100名が入れる。私は、くじ引きで赤が当たり、傍聴券が外れ。裁判の後、報告集会がＮＰＯセンターで開かれたが、これには参加できなかった。

夜は、ななくさのメンバーと懇談。利用者の要求からみて、新たな事業展開がどうしても必要である、高齢者用の賃貸住宅がまず求められている、などの話。具体的な検討にはいるため、新プロジェクトチームを発足させる、そんな話題の将来を展望する楽しい会話でした。

20日、ななくさの住宅事務長と、とある一軒家を視察に。ななくさ利用者の親族の方かたら、ななくさの活用にするなら、500万円で譲ってもよい、と言われたもの。

旭川東にあるその物件、かつて活動のためによく通った道から少し奥に入ったところ。2階建てで、敷地は35坪程度か。駐車場がとれないのが難点。この家屋ではどういう構想の事業が向いているのか、ななくさとしては何を優先課題とするのか、これらの論議が必要です。

その後、高橋税理士事務所へ。収益の推移表では、まずは一安心。かえりに、事務所に駐車している高橋先生の車に接触してしまい、恐縮のこと・・・。

夜は、みんなの会館、での相談日。法律相談を予定していた人が急にキャンセル。余計に気にかかります。

19日、昼から財団法人・林精神医学研究所の林病院と協同する組織、林友の会、の常任幹事会に出席。

きょうされん、などが主体となって製作されている映画｢ふるさとをください｣の上映のあり方、市民公開講座の開催、などを協議しました。

映画｢ふるさとをください｣は、ジェームス・三木さんの脚本。障害者がクリーニングを始めたことによる、反対する親と、支援するたちばの娘など、さまざまな動きをとらえて、｢明日は、みんなにくるんだよね｣という展開につなげているという。試写会は、まずは中国ブロックでは広島で3月1日に。それを受けて順次行われる予定だとそうです。

18日、朝から、ななくさの伝票整理。この数日間で、12月分は終了、今は1月分。後、半日もすれば出来上がりという作業日程です。

この作業中に、奈良県からの相談事。長い電話とメールのやり取り。内容の吟味に、頭を悩ませます。結局は自らが動かなくては判断できない、という思いを奮い立たせて、県立大学の事務局に電話して接見の約束をとりつけました。

17日の日曜日、民主会館へ。休みの日だからこそ、できる調べもの。古い資料集や新聞の縮刷版を読みながら、岡映さんの人となり、を改めて銘記するための作業です。

途中、NPO・地域人権みんなの会・理事の三戸さんが来館。最近発刊された書籍に対する畑田重夫さんの書評が新聞に載っていたこと、などが話題に。畑田さんで言えば、月刊平和運動という平和委員会の機関誌1月号に、元気が出る論文が載っていることも。後、DVDを借りにツタヤまで同行。三戸さんは、初めての体験の様子。県立図書館も連れて行ってあげてからよくよく通うようになっていて、感謝してもらっています。

16日の土曜日、朝7時に民主会館を出発。県北の雪が心配で、4輪駆動でスタットレスのタイヤをはめた、前谷君の車で4人が同乗。行き先は、旧・作東町。人権連県連主催の今年度の人権問題研究集会を9時30分から役場の｢バレンタインホール｣で開催です。

集会は約100名が参加。講師は、県社会保障推進協議会事務局長の川谷さん。憲法25条と社会保障、と題して特に｢後期高齢者医療制度｣が現代の姥捨て山であることを強調していました。

会場は、吹き抜けの仕切りがない空間を利用したホール。暖房がほとんど効きません。私たちの先輩の山口(圭)さんも参加されており、旧知の方々と交わす言葉に、温かさを取り戻しました。