障害者の人権、学習講座
|08年09月15日 |中島 |
14日、午後から高島公民館で、第1回障害者の人権を考える学習講座。岡山肢体障害者の会、が主催。約40人ほどが参加。
会は、まず障害者当事者など4人が問題提起。自立支援法で援助内容、特にヘルパーの派遣時間が削られたこと、介護保険と自立支援法適用の事業所をしているが採算が合わないこと、などが出し合われました。
講演した井上泰さん(NPO大阪障害者センター常務理事)は、この方々の発言に対して、自立支援法のもつ応益負担の問題に言及。当事者や国民の運動で利用料の2度にわたる激変緩和が行われたが、応益制度は頑として廃止しようとしないその課題にふれました。
また、障害者にも働くことの流れを強める動向、ワークフェアの政策の矛盾、介護保険制度に見られる、事業所と利用者の分断の中身(介護報酬のアップは利用料の値上げになる仕組みなど)、障害者権利条約を批准させていくこの重要性などにも話は及びました。
特に、将来にわたって介護事業所などを存続させていくために、利用者・国民と事業所の連帯したとりくみが求められている、というくだりは大きく頷かせるものでした。
下の写真は、この公民館で開かれていた中国残留孤児問題の展示。
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