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山陽新聞シンポ、交通は幸せのもと

|20年02月21日 |中島 |

20日、木曜日。朝、いつものように朝風呂で身支度。新事務所へ。

雑務。みんなの家ななくさの住宅さん、来所。小規模多機能連絡会の
学習会の案内、事例発表のことなどが話題。連絡会の連絡網がうまく
機能していないかも、とおもったり。この日は、みんなの家だんだんの
職場学習会、理念についての話し合いにする予定だと聞きます。
ジャガイモが食べたくてチキンカレーをつくります。子どものころ食べた
ようなカレー、美味しいのです。
JR吉備線、備前三門駅から岡山駅へ。短時間だけれど時間調整のた
めに地下街のスタバへ。コーヒーとアメリカンワッフルを。お客さんの話
し声はほんの一部、ほとんどの人は一人客、そしてスマフオやパソコン
で何やらされているのです。歩いて、柳町のさん太ホールへ。山陽新聞
創刊140周年記念連続シンポジウム「令和時代の地域をつくる」の第4回、
「交通は幸せのもと」のつどいに参加です。受付で資料とマスクをみなさ
んもらっています。
基調講演は「幸せをもたらすモビリティー」と題して関西大学経済学部教
授の宇都宮浄人さん。そしてパネルディスカッション「暮らしを豊かにする
交通のために」。パネリストが、岡山市長の大盛雅夫さん、浅口市みどりが
丘グループの宮本紀子さん、西粟倉村地域おこした協力隊の猪田有弥さ
ん、講師の宇都宮さん、でした。
岡山市の大森市長は、街中心街の活性化のためにも、コンパクシティー
のネットワーク的な交通網が必要、という立場で話されていました。みどりが
丘の宮本さんは高齢化が進んだ団地で、アンケート活動とその分析を行い、
住民がボランティアとしてお年寄りの移動を支援している。そのとりくみの拠
点が地域の寄り集まりの場として生かされている、と話されます。西粟倉の猪
田さんは、移住してきて2年、持続できる移動手段をと村からの支援も「通所
付き添い事業」を展開。必ず二人組で移動支援を行い、そのことでの会話と
コミュニケーションをひろげ、村のキャッチフレーズ、生きることを楽しむ、その
ことに結び付くことをめざしている、と話されます。
公共交通は福祉、移動は公共サービス、という立場て宇都宮さんは補足さ
れていました。
「人権としての交通権」を言われているのか、やはり「サービス」という捉え方
が、福祉の分野も含めて強められてきたことがここでも反映しているようです。
LRT化のことは、ヨーロッパや富山市などを例に出されていて、うまく進んで
いるという認識。岡山市でやる場合の問題点を意識されようとしないようにも
感じられました。運賃の統一化と公的な支援も話題になりました。バスにみら
れる複数会社の共同化と相互乗り入れなども含めて、行政の行うべき課題も
ある程度指摘されたり。参加者から、例えば岡山市内の一宮の住民のみなさ
んからは中鉄バスの運行休止で困っている、妹尾地区での交通渋滞で関東
から移住されてきた人がまた転居を余儀なくされている、などと交通問題と住
み続けれる地域づくりとの課題も出し合われました。
帰り道、高島屋の地下で、湯葉と空豆などを買って、新事務所まで歩きます。
40分かかりました。歩くと調子が良いのです。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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