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スタッフ交流集会

|18年11月12日 |中島 |

2015/11/14 6:52

11日、日曜日。朝、いつものように新事務所へ。

雑務。岡山マラソンで規制がされてい1時間もかかりました、と安田さん出勤。この日の「みんなの家スタッフ交流学習会」の資料づくりに集中。11時前に、民主会館の青年メンバーにメールで送信、印刷をお願いです。

歩いて、民主会館へ。この日の講師、公益財団法人認知症の人と家族の会岡山県支部副会長の景山富久子さんを迎えます。近くに来て、少し迷ったわ、と自転車の景山さん到着。持参してくれたメモリーから映像のテストです。

午後1時から、約30人が参加して、2018年度みんなの家スタッフ交流学習会です。

住宅さんが司会。自己紹介のあと、講演。「利用者さんの言い分に耳を傾けてみよう」と題して景山さんが話してくれます。DVDからは認知症の初期の段階でその認知症状況を自ら話される場面、認知症の身内を介護した人たちの発言、介護事業所の介護者さんたちからの発言などが映し出されます。初期認知症のTさん語録があるといいます。「私という人間を見てよ。(認知症のTでなく、Tという人間のなかに認知症もある、という視点)(足らないところ、かけているところに気付いてほしい)」、「私の言い分をきっちり聞いてください。(薬はコミュニケーションです、聞き上手になってください)」、「バカにしないでください。(安易に褒めないで)」。同じく認知症初期のNさんは、「私たちも覚悟しています。役割と生きがいを最後まで持っていきていきたい。」と。

かるがもの介護士Kさんから事例発表。利用者さんのパートナーがキーパーソンだと主治医からアドバイスを得て、利用者さんの生活を支援してきたこと、そのパートナーさんも今は新たな利用者さんとなっていることを柱の内容でした。

映画・ケアニンをみてきた二人から感想が述べられ、小規模多機能の良さ、介護の役割と働き甲斐などに思いが寄せられる映画なので、上映会をやろうという話に。

事業所スタッフアンケート 〇 あなたが介護の仕事で充実感をとても感じたこと 〇あなたが介護の仕事で心痛めたこと 〇利用者さんにとって、あなたが、あるいは同じスタッフさんが、発した言葉・対応で、とてもよかった、と思われたこと 〇反対に、利用者さんにとって、あなたが、あるいは同じスタッフさんが、発した言葉・対応で、寄り添った介護ではないんではないかと思ったこと 〇それぞれのみんなの家のチームとして、利用者さんへの接遇で、今の良いところを進める、あるいは問題点を改善する、そのためにはどうしたら良いか、提案を書いてください。

これに34人のスタッフさんが率直な意見を記入してくれていました。ほぼすべての記入内容を読み上げてみんなに紹介。景山さんから、貴重な財産ですよ、各事業所で大いに論議をされたら、という助言もいただきました。佐藤さんが閉会のあいさつ。

小規模多機能という一つの形態、とくに介護困難、家庭困難などの事例が集まりやすい医療・介護体制に政策的にされているなかで、私たちのより良い介護をめざす集団的奮闘が大切です。そのための役割をみんなで共有することへ一歩前進ができたスタッフ交流集会になったと思います。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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