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ふたりのエース 発行される

|20年01月19日 |中島 |

障全協の白沢事務局長

18日、土曜日。朝、新事務所へ。

雑務。今月10日に初対面したMさん、NPO法人高齢者・障害者支援ネットで法人後見している方ですが、そのMさんに面会に出かけます。前日にMさんのいる病院のソーシャルワーカーさんから電話があり、話したいこと、ききたいことがある、ということでしたのですぐが良いと思いこの日の朝にしました。病院の窓口で用件を伝え面会用紙を記入、入院している病棟の看護師詰所に出かけてその用紙を手渡し面会したい旨を伝えます。面会室をあけてくれて、Mさんすぐに来室です。こちらとしては退院と一人住まい、ぼちぼちと進めていけばと思っていますが、本人からすれば早くしたいという思いがあって当然、ということを改めて感じるのでした。

新事務所にかえります。残っているキノコ類を鍋に入れて卵を落としてキノコ汁に。冷凍のご飯を温めて昼ご飯です。

午後、きらめきプラザへ。「岡山肢体障害者の会」主催の2019年度第3回目の「障害者の人権を考える学習講座」です。「どうなる社会保障・障害者福祉は」と題して、障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(障全協)の白沢仁事務局長が講演です。障全協の中内福成(よししげ)会長が1月1日に突然なくなられたこと、その中内さんの日頃の活動の内容も聞かせてもらいます。障害児者の生きる基盤のとなる暮らしの場の整備を喫緊の課題だとして奮闘されていて、「暮らしの場の現状と運動課題について考える」と11月24日に講演されていた、運動と財政のことを大切に捉え社会福祉法人の代表もされていた、などと。

講演はたっぷり2時間半。2019年を政治と社会保障の課題でふりかえります。「全世代型社会保障」改革は、1.社会保障関係予算のさらなる抑制・削減、2.アベノミクス・規制改革に伴う営利企業の参入促進、3.人生100年時代戦略(雇用・年金など全面改革)、4.「大きなリスクは共助、小さなリスクは自助」(保険原理と受益者負担)の徹底、5.「持続可能」を口実とした負担増と給付カット、6.社会保障に「投資」導入、これらの政策を財務省、金融庁、内閣府と厚労省などが一体となって推し進めようとしている、と指摘。かつてから言われていた、「金で買う福祉」がより大きな比重を占めつつあると警鐘を鳴らします。

「年齢ではなく負担能力に応じて」と言う言葉が何回も出てくる「全世代型社会保障」検討会議の中間報告が、2019年12月19日に出されていて、今年6月には最終報告がなされる予定。国民の実態、生々しい声をあげていくこと、政府や研究機関、私たちの調査などでつかんでいる実態、その数字をきちんと武器にして施策を変えさせていく取り組み、大勢の国民が知らされないでいること、これが今の政府のやり方だとすれば、きちんと私たちで知らせていくこと、これらの運動が今こそ大切ではないか、と話されました。

浅田訴訟とその判決にも触れて、厚労省の姿勢は後退している、判決内容は一地方のものという姿勢になっている、千葉・天海訴訟の地裁判決を浅田訴訟に引き続き勝利させなければ、と訴えられました。

この日、受付で、浅田さんの訴訟、浅田さんの生い立ちなどが掲載されたKSブックレット№29、ふたりのエース、を初めて手にしました。広島の秋保さんのお二人のことが掲載されています。障害者自立支援法違憲訴訟基本合意から10年の2020年1月7日の発行、消費税をいれて730円でした。発行所は、きょうされん、です。

新事務所に帰ります。海に行きたいけれど風が強くて冷たいからやめたのでした。

 

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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