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自立支援法違憲裁判の原告、清水博さんにご冥福を

|15年03月3日 |中島 |

 2010年2月、完全実現の会で決意する清水さん

2日、月曜日。朝、新事務所に。

雑務。みんなの家ななくさ、だんだんの住宅さんたちと月曜日の定例の打ち合わせ。

9時過ぎ、美咲町に向けて国道53号線、愛車タントを走らせます。障害者自立支援法違憲裁判、全国の70名の原告、その一人として奮闘してきた清水博さんのお葬式です。10時30分からの告別式にどうにか間に合いました。

喪主の弟さんの話などで清水さんの経歴も新たに聞かせてもらいました。清水さんは、満66歳。小学校、中学校時代は、身体の不自由をもちながらも近所の仲間に助けられながら通学し、その後農業高校を卒業して、お母さんと養鶏を自営していた時代もあったようです。30歳代の後半、もう生命の維持が難しい、とまで言われた時もあったなかで克服して結婚もされました。1969年、二十歳ぐらいでに日本共産党に入党されたようです。その後、仲間の障害者の人たちの支えもあり、岡山肢体障害者の会の副会長もされていました。2009年の自立支援法違憲裁判の原告になる決意をされたとき、道を歩くためのその支援が必要となった、それを応益と言い、障害者個人から負担を強いる法律は憲法違反だ、と思いを込めて話されていました。

その決意をされるにはいくつもの壁を乗り越えられたのでしょう、と思うのです。まず、親族も含め身近な人たちに理解をしてもらうことから大変であったろうな、と改めて思うのでした。その決意、みんなの運動で大きく前進させることができたし、今後も引き継ぐよと、冥福をお祈りしたのでした。

帰りに、久米南町の道の駅で、今岡さんと一緒に昼食。あなたとともに考える人権ブックレット3の発刊、障害者施設で働き運動してきた仲間が祝ってくれる、という話も聞かせてもらいます。いいですね、と。

事務所に帰ります。みんなの家かるがもの火災保険、その料金を友人のUさんが集金に来てくれました。20年来の友人のUさんに、在日外国人問題で人権ブックレット、№4を書いてくれないかと打診です。ヘイト・スピーチ問題も話題になります。政権の右傾化の影響、いろんな形で出てきているのではないか、と。憲法改悪の流れも危惧する話し合いです。いま話されたようなことを本にしてくれれば、とまたお願いでした。

夕方、若者と学ぶ人権学習会のビラや翌日の会議のことなどで、県人権連の吉岡事務局長ともろもろのやり取りと連絡。こちらの思いがなかなか伝わりにくいこともあるようです。

保佐しているSさんのアパートに走ります。3月の生活費を手渡し、役所などから届いた書類などを持ち帰ります。医療費もたくさんかかっています。Sさん自身の住民税の申告をしなくてはなりません。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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