6日、金曜日。朝、歩いて新事務所に。

雑務。みんなの家ななくさの住宅さんと打ち合わせ。金曜日なので、母親の食料を買出しにスーパーに走ります。母親はカリウムを摂ると良くない、と言われたようなので果物はやめます。刺身やソラマメ、トマト、牛乳や巻きずしなどアパートに届けます。そして、保佐しているＴさんのいる協立病院へ。ベッドで右を向いて眠っています。看護師さんに聞くと、前日は何回も車いすに乗ったり降りたり体を動かしてました、と。それで一安心。

昼ご飯用に、刻み葱やあげをスーパーで買ってきて、事務所で乾麺を茹でて、この日は日本蕎麦を作ります。少し出汁が薄く感じるのです。

午後、歩いて郵便局に。保佐しているＭさんの医療費の払い込み、同じく保佐しているＴさんの通帳から現金の引き出しです。

保佐しているＳさん、保佐人の代理行為目録に記されている、税金の申告・納付・還付申告及び還付金の受領、その行為の一環として申告書類を整備、そして岡山西税務署に提出に走ります。

少し、運動公園で散歩して事務所に帰ってきて、年度末にむけた諸課題、頭の中で整理でした。

写真は、7日の雨の朝、市民会館前の石山公園に咲いている、しだれ梅。後楽園300周年記念の一つのようです。

5日、木曜日。朝、歩いて家を出てコンビニでバナナと野菜ジュースなどを仕入れて新事務所に。

雑務。みんなの家ななくさの住宅さん来所。この２．３日間のこと、特に入院された利用者さんのことなどの状況を聞かせてもらいます。明石さん来所。地方選挙のこと、沖縄・辺野古の新基地反対のとりくみなどが話に。応援に行きたい、という話にも。

続いてＴ田さんが来所。この方は、連れ合いの恩師にあたる女性の方。確定申告の仕方などを相談に来られました。国税庁のホームページで申告書ができることを伝えます。ベルリンに行って前日帰ってきたところ、その少し前はコスタリカに旅してきた、と楽しく話されます。コスタリカの写真を持参されていて、色鮮やかな蝶や蛙、鳥などを説明してくれました。自転車で走り回る生活、それが健康の元よ、とどこまでも明るいのです。

昼ご飯、また乾麺を茹でて自前の出汁をとり、残り物の野菜やかまぼこなどを放り込んでいただきます。薄味の出汁が美味しい。

午後は岡山地方裁判所に出向きます。倉敷民商弾圧事件、小原・須増裁判の第１０回公判です。論告と最終弁論が行われました。弾圧、という内容がより鮮明になった公判でした。

夜、津山から泊まり込みで岡山に来られたＦさんと夕食。積もる話とともにまた、カキフライをいただきました。昼のうどんといい、繰り返し同じもの食べている感じがします。

４日、水曜日。朝、新事務所に。書類を携え歩いて民主会館へ。管理人さん、連れ合いさんの入院と転院、その二つの病院の患者さんたちへの対応の対比などを訴えられます。物が言えない、たんが詰まって苦しそうに見える吸引、そして胃ろうという状態を不憫だとも。

コンビニ経由で新事務所へ。雑務。みんなの家ななくさへ書類を手渡しに行くと、利用者さんでもある我が母親が、前日の市民病院での診察内容を伝えようとします。カリウムは多くとってはいけないから果物はあまりいらない、と買い物内容に注文が付きます。

岡山市役所に走ります。本庁の総合窓口できいて出向いた分庁舎の料金課。保佐しているＳさんの、後期高齢者医療保険料と介護保険料の２０１４年中の支払額を証明してもらいます。窓口の方に、保佐人であることの証明、登記事項証明書や自動車運転免許証を提示します。きちんとかつ丁寧な対応をしてくれる、いくらか高齢の男性職員の方でした。

市役所を出て、県立図書館へ。借りていた３冊を返却し、５冊借りてきました。急にカキフライが食べたくなって、県庁近くの食堂を探索です。表の看板にカキフライの文字を見つけて入ったお店、６００円定食のなかにカキフライもありました。熱々のフライが美味しかったのです。

新事務所に帰ります。休憩と読書。原稿を書こうとパソコンに向かいますが、なかなか進みません。気分転換に列車で本を読もうという気持ちになって、少し遠出をした一日でした。

3日、火曜日。

朝、新事務所に。雑務。９時には銀行に。４番目のお客さんでした。事業所スタッフの市民税の支払など、４枚の払戻請求書を提出して現金の引き出し、そして振り込みなどの手続きです。

戻ってしばらくして、吉岡事務局長と田中青年来所。一緒に午後からの会議のレジメの補充など、準備をします。

昼ご飯は、事務所で。昆布と出汁袋のミックスで出汁をとり、蒲鉾、山芋、椎茸、半熟のゆで卵、そしてたっぷりの刻み葱を入れたうどんを作ります。うどんは乾麺。１５分も茹でるのですが、美味しいのです。

午後、民主会館へ。人権岡山の会議に参加です。当面する諸課題と憲法をまもり人権を確立させていくとりくみ、これらをうまく結び付けていくための意思統一の場になります。

新事務所に帰って少しの雑務のあと、５時過ぎの雨の中、協立病院へ。保佐しているＴさん、ベッドに横たわっていて手を叩いています。まずは安心です。

病院からすぐ近所の事務所によって、情勢を確認する話し合いに参加です。

もう一度新事務所に帰って、届いていた書類などの整理。返信のはがき、３枚に記入して投函できる準備を済ませて自宅に帰りました。

　２０１０年２月、完全実現の会で決意する清水さん

2日、月曜日。朝、新事務所に。

雑務。みんなの家ななくさ、だんだんの住宅さんたちと月曜日の定例の打ち合わせ。

９時過ぎ、美咲町に向けて国道５３号線、愛車タントを走らせます。障害者自立支援法違憲裁判、全国の７０名の原告、その一人として奮闘してきた清水博さんのお葬式です。１０時３０分からの告別式にどうにか間に合いました。

喪主の弟さんの話などで清水さんの経歴も新たに聞かせてもらいました。清水さんは、満６６歳。小学校、中学校時代は、身体の不自由をもちながらも近所の仲間に助けられながら通学し、その後農業高校を卒業して、お母さんと養鶏を自営していた時代もあったようです。３０歳代の後半、もう生命の維持が難しい、とまで言われた時もあったなかで克服して結婚もされました。１９６９年、二十歳ぐらいでに日本共産党に入党されたようです。その後、仲間の障害者の人たちの支えもあり、岡山肢体障害者の会の副会長もされていました。２００９年の自立支援法違憲裁判の原告になる決意をされたとき、道を歩くためのその支援が必要となった、それを応益と言い、障害者個人から負担を強いる法律は憲法違反だ、と思いを込めて話されていました。

その決意をされるにはいくつもの壁を乗り越えられたのでしょう、と思うのです。まず、親族も含め身近な人たちに理解をしてもらうことから大変であったろうな、と改めて思うのでした。その決意、みんなの運動で大きく前進させることができたし、今後も引き継ぐよと、冥福をお祈りしたのでした。

帰りに、久米南町の道の駅で、今岡さんと一緒に昼食。あなたとともに考える人権ブックレット3の発刊、障害者施設で働き運動してきた仲間が祝ってくれる、という話も聞かせてもらいます。いいですね、と。

事務所に帰ります。みんなの家かるがもの火災保険、その料金を友人のＵさんが集金に来てくれました。２０年来の友人のＵさんに、在日外国人問題で人権ブックレット、№4を書いてくれないかと打診です。ヘイト・スピーチ問題も話題になります。政権の右傾化の影響、いろんな形で出てきているのではないか、と。憲法改悪の流れも危惧する話し合いです。いま話されたようなことを本にしてくれれば、とまたお願いでした。

夕方、若者と学ぶ人権学習会のビラや翌日の会議のことなどで、県人権連の吉岡事務局長ともろもろのやり取りと連絡。こちらの思いがなかなか伝わりにくいこともあるようです。

保佐しているＳさんのアパートに走ります。３月の生活費を手渡し、役所などから届いた書類などを持ち帰ります。医療費もたくさんかかっています。Ｓさん自身の住民税の申告をしなくてはなりません。

３月１日、日曜日。朝、新事務所に。

民主会館へ歩きます。管理人さんと連れ合いさんの医療費のことなどで話します。ＮＰＯみんなの会宛に届いている書類を持ち帰ります。

雑務。１１時ごろ、傘をさして、みんなの会館へ。雨の中でも、朝市を開催中。花田青年の味付けのラーメン、縮れ麺がスープにぴったり、美味しくいただきます。搗き立ての餡餅と手作りのパンケーキなども買って事務所に帰ります。

前夜、電話で届いていた清水博さんの訃報、くわしい内容が届きます。自立支援法違憲裁判の原告になってくれ、全体を引っ張ってくれた方です。

午後、協立病院へ。保佐しているＴさん、この日はデイルームのテレビの前に。車椅子介で眠っていました。声をかけるとにこっ、としてくれます。しかしまた、眠ります。帰るよ、またくるからね、と声をかけます。

介護保険学習会などでお世話になっている、氏平三穂子県会議員の事務所開きに参加です。労働者後援会の伊原さんや介護労働者後援会の女性の方などが応援のことば。働く人々、患者さん、利用者さんの味方、というイメージが沸々としてきます。

事務所に帰って、事業所の年間まとめ、各事業所の担当者の方に記入してもらう様式を作成です。

７時過ぎ、後一か月の仕事を残すだけになった連れ合いと夕食。ご苦労さんの意味を込めて我が財布から支払です。児島線沿いの寿司屋さん、少し高いお酒でした。