18日、水曜日。暖かい朝、新事務所に。散歩は省きます。

雑務。少し文書の整理と送付も。8時過ぎにＥさん来所。認知症症状を呈する人とその人の住む地域住民との関係と懸念される悩みなど、今日的な課題が身の回りに起きている、という話。行政機関や今の社会機構での対応の限界、個人の尊重の配慮、なども関連して、個人、家族の思いなども複雑なものがあります。

県立図書館へ。5冊を返却、新たに5冊借りてきました。昼ご飯、県庁近くの、そば屋さんに。山かけそばの冷たいのを、と注文。そばに腰がある、と実感できる美味しさです。

その足で協立病院。駐車場では、医療生協組織部の知り合いの人たちが餅をつき終えて仕舞い支度。餡餅どうぞ、と声をかけられ、小さめの餅が5つで350円を払います。保佐しているＴさんの様子をうかがいに病棟に。眠っていたので主治医の先生に声をかけて帰ります。

協立病院からまだ南の桑野ふれあいセンターに。予定より30分早く着いたので、ソファで居眠り、15分。最近、昼食後はどこでもよく眠れます。センターの一階、大ホールの岡山市介護保険にかかわる集団指導の会場に。行政担当者の説明、気合を込めて、聞き取ります。労働局の方、岡山市生活保護・自立支援課の担当の方々の話から始まります。抑制が仕事と誤解されない様に、生活保護受給の権利、きちんと説明してくださいよ、と胸の中で思うのです。介護保険改定があり、その内容を正確に伝えるという事業者指導課の担当の方々も大変でしょう。利用者さんの立場、働く人たちの立場、それらを守り発展させようといろんな苦労をしている事業所がほとんどだと思うのです。

途中に電話も入り、4時過ぎに退室です。雨の中、新事務所に帰ると5時過ぎ。少し休憩。その後、選挙の取り組みに関連して、当方の恩師の家族の方の奮闘などを聞かせてもらう時間が持てました。

17日、火曜日。暖かいあさです。目の前の池も見えないほどの霧です。新事務所に。コンビニから農園あたりの散歩です。

雑務。田中青年来所。ＮＰＯ主催の学習会にかかわる岡山市に提出する決算報告、その内容などについて聞かせてもらいます。地方選挙全体の動向なども話題になります。

ホームセンタータイムへ走ります。保佐しているＳさんの照明リモコン、結局は保証書があったので新しいものに変えてくれることに。届いたら連絡してくれることになりました。来たついでにと、整理ボックスやホワイトボード用のペンなどを購入。

事務所にかえって、昼ご飯は、うどん。熱い出汁が美味しいのです。

午後、会計入力に前日に引き続いてＡさん来所。その間、翌日に行われる岡山市介護保険課などの集団指導の膨大な資料に目を通します。思い違いして捉えていたことも判明。よくよく、聞いておかなくてはならないことを頭の中で整理です。翌々日に行う、3つの事業所の管理者、ケアマネさんたちのとの会議資料の柱なども打ち込んで用意しておきます。

働いてくれる人の都合で事務所を留守にするわけにもいかず、情勢をつかむ会議、欠席になりました。

16日の月曜日。朝、新事務所に。

雑務。月曜日の定例、ななくさ、だんだんの住宅さん、末長さんと簡単な打ち合わせ。

１０時過ぎに民主会館へ。県人権連の事務局会議。年度末対応、そのなかでも財政のやりくり、次年度の財政見通し、などを提案です。

昼ご飯は、一膳飯屋さんで親子どんぶり。５５０円です。新事務所に帰ると、この日は、だんだんにななくさの利用者さんも一緒になって食事会。花田青年が、板前さんになってくれて、お鮨を握ってくれたのでした。大好評でした。

午後、２月度会計入力にＡさん来所。その仕事をしてもらっている間に、かるがもに走ります。外部評価を受けているので、ご挨拶に。評価をしてくれるライフサポートの有田さん、いつもの様子でお元気そうです。事業所の雰囲気を高く評価してくれていました。小規模多機能の外部評価は今年限り。グループホームなどを中心に今後はされていくようです。何かと長い間お世話になりました、と握手でした。

少し遠回りして、協立病院へ。保佐しているＴさんのいる部屋に。早々、看護師さんから、食事用のとろみ材を買ってきてほしいと注文が付きます。一階の売店で購入して、再度病室に。Ｔさん、帰るときは、ありがとう、ときちんと言われます。

新事務所にかえる途中、保佐しているＳさんのアパートに。照明のリモコンが壊れているのでは、とＳさんが利用している事業所のケアマネから連絡があったのでした。ついこの前買ったばかりなのに・・・。持ち帰ります。

事務所にかえって、Ａさんの一日目の仕事を終えて見送ってから、こちらも歩いて、県政、市政にかかわる集会に出かけます。

花は、山吹。春本番の到来を告げているように満開です。

15日、日曜日。早朝の配りものを終えて自宅でコーヒーを一杯。ＮＨＫ教育の俳句番組を楽しみます。種袋が季語でした。

歩いて新事務所に。雑務。４月から改定の介護保険、その集団指導がこの１８日に開催されます。資料はホームページから印刷することになっています。岡山市のホームページを検索、探り当てて印刷です。２００ページは優に超える分量、それを７部印刷ですから、コピー機も唸っているようでした。途中、だんだんのパソコンから印刷してもらうようにスタッフにお願いでした。

午後は、県立図書館へ。「学びのひろば」の連続学習会です。明治憲法の政治学、小畑隆資先生の１２回講座の６回目です。明治憲法体制の変容・・・美濃部達吉著「憲法講話」を材題に、そして坂野潤治氏の美濃部達吉論も合わせて解説してくれます。明治維新と天皇親裁と万機公論、その後の憲法と義解に対する井上毅、伊藤博文の理解と使い方、絶対君主と立憲君主の使わけ、国体論と立憲論の対立、などの動きとその分析のしかた、などが熱っぽく語られていきます。単なる物知りではクイズ番組にしか役立たない、いかに普遍化できるかその立場で、きちんと事実と主張を捉え、分析し、総合する、そのことが理論や運動に連結していくよ、と話されているように思いました。

事務所にかえって、雑務。４月１日で迎える、かるがも５周年。その記念誌へのあいさつを書いて、メールで送信でした。

新井誠・中央大学教授　　記念講演

14日の土曜日。朝、傘をさして新事務所に。

雑務。みんなの家ななくさの住宅さんと打ち合わせ。

民主会館へ。青年と学ぶ人権学習会の第１回目です。９時３０分開会。小畑隆資先生が報告・提案してくれます。「今年が見直しの時期に当たる、岡山県人権政策推進指針、を基本的人権の視点に立ってみたときに、どのような課題があるのか」を課題とし、若者と学ぶというとりくみの重きに、「論じる力」の養成を置いていると、学習会の企画意図を話されます。

論評するという行為は、その対象を、「理解」、「分析」、「総合」すること、そして具体的に「人権政策推進指針」の、それに当たる「理解」、「分析」、「総合」に向けて話されます。

人権論と民主主義論からこの課題に接近すること、問題点を体系的に整理することについて、指針の策定経緯と内容についても言及されていきます。第１次答申の施策の推進対象を限定されてしまっている枠組み、そして審議会委員の構成経過、議会の不関与など、民主主義上の問題点も明らかになってきます。２０００年１２月６日付の、人権教育及び人権啓発の推進に関する法律、２００２年３月１５日閣議決定の「人権教育・啓発に関する基本計画」の存在も関連してきます。見直し回数がすすみ経過するごとに憲法理念が薄められていくこと、審議会の位置が明確でないことにも問題意識を呼び起こしてくれました。

昼食を摂りながら会議です。

午後、県総合福祉会館へ。特定非営利活動法人　岡山県高齢者・障害者支援ネットワークの法人結成１０周年記念講演会です。

岡山における法人後見の経験について、パブリック法律事務所の井上雅雄弁護士が報告。新井誠・中央大学教授が「成年後見制度のこれまで・これから」と題して記念講演がありました。ドイツの、世話人法、にもとづく映像も見せてもらい、自己決定、という概念をいかに具体的に活かすのか、その点における日本との差異も話されました。任意後見制度が広がっていない日本の現状、法定後見で後見認定・活用の偏重（補助が極端に少ない）の問題も指摘。公的支援システムの創設、成年後見制度利用促進法の制定などの課題も熱を込めて話されました。

夜は、岡山駅前で１０周年レセプション。少ない顔見知り、少しアルコールを入れてから一緒に話す人を探して懇談、有意義でした。

13日の金曜日。朝、歩いて新事務所に。

雑務。清水博さん哀悼文、２５０字をまず一番に吉野先生に送ります。続いて、地域と人権・月刊誌の１０００字のコラムもメールで人権連本部関係者に。その間にも、みんなの家だんだんの末長さん、ななくさの住宅さんたちがそれぞれ来所。短時間の打ち合わせが続きます。

午後、協立病院へ。保佐しているＴさん、この日はベッドて横になっていました。手遊びをしていて何かを思い起こしているような雰囲気でした。

帰りに、運動公園に。少し散歩して肩こり解消をはかります。ぼーと輝いているように見える、ねこやなぎ、が風に揺れていました。春の陽光に誘われた感じです。公園付近の和菓子屋さんで、さくらどら焼き、イチゴまんじゅうなどを購入。知り合いにプレゼントでした。

夜、みんなの会館へ。若い人たちも含めて話し合いでした。