首相官邸包囲、僕たちもと決意にカンパが
事務所に出向いて雑務中、「今日の会議は開催できるのか」という問い合わせ。県北、特に国道180号線では被害が出て通行止めもあるようです。それでも開催ですと伝えます。
サマータイムで9時30分から開会の県人権連常任幹事会。前日の参加要請の連絡も功を奏したのでしょう出席率も良いのです。事務局の準備がほどよいほど参加者の発言も柔らかな雰囲気で、会議の進め方もスムーズになります。どうしても、衆院で消費税増税法案を強行採決して分裂、瓦解にむかった民主党野田政権に対して、大飯原発再稼働に抗議する20万人の官邸包囲行動など、大きな情勢の変化が議題などの提起に関連してきます。青年班のメンバーが、7月13日に国会に行きますと決意表明、多くの参加者から気持ちをこもったカンパが集まりました。
県政にかかわる会議も終えて、午後から県革新懇の第30回総会でした。記念講演は「」アジア情勢と日本の外交・安全保障」と題して森原公敏さん(日本共産党国際委員会事務局長)。新しい情勢として、中国の台頭とアメリカのアジア再重視戦略をとらえながら、ASEANの動向、特に「なによりも武力による威嚇や武力行使なしに対処」を戦略課題としようとしているこなどを強調されました。そして、今世紀に入って2国間の戦争はほぼ起っていない、多くの武力紛争は内戦であると。
講演後の総会は、質疑、討論が活発に行われました。社会保障制度改革推進法案の急浮上の問題、美作地域ではTPP問題でJAなどとの共同がつくり上げられてきたとりくみなども報告されました。
終えて、西大寺公民館へ。市民劇場の例会です。入り口で何人かの方々に出会います。席に座ると隣りの女性、当方は初めてお会いする方ですが、今日革新懇の総会に出ていらっしたわね、フルタイムの行動ですね、と声がかかります。
今回の舞台は、9条の会の呼びかけ人のお一人であった井上ひさしさんの昭和庶民伝三部作、「きらめく星座」、「闇に咲く花」、「雪やこんこん」のその一つ、「闇に咲く花」です。
「闇に咲く花」は、能の形式を借りていると井上さんは述懐していました。ある土地に旅人がきてそこの里の人が「昔、ここでこういうことがあった」と語る前半。後半は、旅人が眠っていると主人公が出てきて「ここでこういうことがありました」と語り踊る、という形式のようです。
今回、いつもの井上舞台に比較すれば、上演時間が長く感じてしまうのでした。ついにうとうと、としてしまうのでした。
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