16日、岡山労働局へ。9時に、広島から母親と娘さんが到着。紛争調整委員会への申し立て、娘さんが申立人、お母さんと当方が補佐人。

Ｙさんという人が委員。委員は岡山労働局では6人いるらしい。Ｙさん、週に4回は、調停に出てくるといいます。
調停は、午前中いっぱいかかり、委員はこちらの労働者側と別の部屋にいる経営者側を三往復。解決金を会社側が出すことで合意。若い娘さん、いくらか納得していた様子。こちらも、幾分気が楽になりました。

午後から、県革新懇の会議。選挙がらみで総会日程も動きます。来年の地域人権問題研究集会、岡山での開催について要請もしてきました。

15日、県革新懇のＡさん来館。国政の課題と革新懇総会の日程などの話。病気加療中のＭさん、久しぶりに事務所へ。放射線治療がこたえる、ということやかつての運動なども思い起こしながらの懇談。その途中寄られた地元のＭさん夫妻は、少し心配な話。ＮＰＯ地域人権みんなの会、Ｍさんとは立ち話もできなかった。

午後からは、16日の岡山労働局・紛争調整委員会に出席するための予備知識のために参考文書を。その途中、ななくさ事務長が給与を持ってきてくれて懇談。この日、ブログでななくさを知ったという青年が面接に来るということでした。
その後、県高教組の委員長は、独自の奨学金制度うちたて、教育県民の会などの話。

この日、みんなの会の法務局登記は、金ちゃんが行ってくれて完了。あとは岡山市への報告が残ります。この夜、金ちゃん2世の誕生が間近の様子。

14日、京都での国民融合会議は欠席の連絡を入れる。午後から、障害者の生活と権利を守る岡山県連絡協議会(障岡連)の第36回総会に出席。いつもの高島公民館です。
元気な吉田会長のあいつは、自立支援法を廃案に、と訴えます。記念講演は、障全協の事務局長、白沢仁さん。障害者施策の最新動向と今後の課題、と題して。
白沢さんは、自立支援法・改正案の中身を説明。決して応益割の仕組みをなくしたとは言えないものであり、軽減措置の継続内容は、厚生労働省をして、｢応能的｣と言わざるをえないもの、と批判。

それに関連して厚生労働省の家庭児童局長の低額第3種郵便の不正にも話が及び、彼女は、2000年の介護保険導入時の実質的担当者、そして現在では公的保育をなし崩すための｢保育保険｣の構想まで示す人だといいます。さもありなん、と思うのです。

総会では各団体からも発言。これもこの会でのいいところ。倉敷親の会、総社のオタマジャクシの会など新顔の方の発言は、組織の広がりを示します。

総会終了後、わくわくのＡさん、倉田デイのＮさん、林友の会のＮさんと娘さんも加わり、喫茶店で介護をめぐる状況などの懇談。娘さんの、介護の仕事は楽しい、という言葉とその表情が輝いていました。

13日、県人権連の幹事会。朝9時半からの開会。14日にいくつかの行事があり、その関係者が前日準備があるからと、早めに開いたもの。結果としては、その気持ちは伝わらず。

会議の内容は、さておき、討論がなかなかのもの。執行部に向けられた指摘について、当方がこたえる内容は気遣いが先走って言いたいことの半分も言えない中途半端なもの。最近の会議では、事務局の対応についての指摘が多くなりました。少し気が滅入ります。

こういう日は、本の世界に、といことで、｢ゆびさきの宇宙｣という題で｢盲ろうを生きて・福島智｣を読みとおす。かつて人権問題県民講座にお招きした竹内章朗氏のことも、能力と平等にかかわって登場します。
福島という方は、障害者自立支援法について、｢応益負担の導入は、無実の罪で牢獄にいる者に、保釈金をはらえというようなもの｣、と導入反対の論陣を張られた人でもあるようです。

何事も、わかりやすく、説得力のある言葉が、必要のようです。それは、経験に裏打ちされたもの、だとこの本でも指摘していました。

人権侵犯、岡山法務局調べ

12日、法務局へ金ちゃんと。ＮＰＯ地域人権みんなの会、正味財産変更の登記届など。ついでに1階にある法務局人権擁護課を訪問。名刺を渡すと、岡山人権問題研究所発行の｢人権21｣を持ち出してきて、ここに載っているＯ先生は恩師です、などと話される。人権侵犯にかかわる岡山での調査データをいただきました。まだ19年分でしたが。

午後から、人権連事務局会議。13日会議の打ち合わせなど。来年5月の全国研究集会の準備が気になります。

夜は、林病院内の喫茶店で会議。障害者自立支援法訴訟の勝利をめざす岡山の会準備会の事務局会議。活動はこれからですが、初めての事務局。事務局長となってくれるＩさん、福祉施設を2年早く退職。聞けば同級生となる。経験豊富で人脈も太い様子が窺える。まとめ方も的確。当方は、事務局会議にでて、全国的状況の理解が少しは進んだようです。

11日、ななくさ、6月の賞与計算。正規でない人たちの計算額は、微々たるもの。他と比べれば出るだけましではという考え方、同一労働同一賃金からすれば差がある、というとらえ方・・。なるべく良いものにしていきたいのですが。冬の賞与時には頑張れるように。

駅元診療所に行き、その足で県立図書館へ。帰り際、民団のとりくみで知り合ったＫさんとばったり。彼の親と知り合いの高齢者の介護になどにかかわって話し合い。長島愛生園、邑久光明園などで暮らす在日1世の人のお世話など、ボランティアで後見活動をしている。在日のひとで韓国語を話さない人もいて、母国の親族との連絡役などもしているようです。こんな人たちの役にも立ちたいという思いもするのです。