多文化共生社会推進について
18日、歩いて事務所に来る途中、ななくさの女性職員・井戸口さんの車に出あう。大きな声であいさつされる、評判どおりの明るい人。
午前中、岡山市外国人市民会議の会長も務められたユンさんから、岡山市の多文化共生社会推進プランへのパブリックコメントを依頼される。岡山人権問題研究所にも要請して、広めてもらうことに。私の意見は下記に。
全体として、良い方向に向けられていると思います。そのなかでも、気になる点、以下に示します。
(3)基本理念についてです。
今後も増加が予想される外国人を・・・・・・・・、地域社会の構成員として認め、支えあうことがますます重要になってきています。
この内容は、市民の間での課題としてきわめて当然ですが、行政としてのあり方としてはもっと突っ込んだ内容が必要ではないか、と考えます。
特に、外国人の人権をいかに大切にするかが問われると思います。その点では、地方参政権、住民投票への権利、外国人の福祉・医療等にかかわる制度的な課題などにかかわっての市の姿勢が明記されることが必要です。政治課題であったとしても現在の到達点と今後の課題などとして、書き入れる場所が必要だと思います。
基本施策・人権尊重の意識づくり、についても、人権に関する学習機会の提供とありますが、それは、外国人一人ひとりの人権を保障する立場から実施することが必要です。「意識づくり」とはすこしニュアンスが違います。
一人ひとりを大切にするうえには、まずは、日本国憲法の内容、外国人の日本における権利の課題、などについて学習していく機会が必要だと考えます。
プラン推進にあたって
(1)市民 について
日本人市民にも、外国人の権利にかかわる現状と問題点などを示し、課題を共有することが必要だと考えます。
(2)NPO等
期待されます、というレベルでは行政の役割がぼやけます。これらの団体のいい面を積極的に反映させていく行政的な支援(団体間の交流の機会や広報も含め)が明記されなくては、と思いますが。 以上
夜は、水曜日ということで、みんなの会館へ。延べで4人が集まりました。弁護士による法律相談は、予約者のキャンセルで今回は中止でした。
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