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「いじめ」を手がかりに、人権概念を学習

|12年01月23日 |中島 |

21日の土曜日、午前中、岡西公民館で、田中の金ちゃんのパートナー、田中のぞみ岡山市会議員が中心の市政報告会があり、参加しました。

午後から、岡山県民主会館で人権連の中四国ブロックの総会。初日の21日が、小畑隆資先生の学習会。22日が具体的総会議事です。小畑先生は、「今日の情勢と地域人権の課題」と題して講演。「いじめ」をてがかりに「人権」・「人権侵害」・「人権救済」を考える、という内容です。

まず、民主党の人権政策は、救済機関設置だけではないかと指摘。国家機関がとりくむ場合、「人権侵害」とはどういうことかより厳密にされなければならない、しかしこの間の政府、法務省の中間報告や基本方針などではそうはなっていない、と。

94年12月6日の朝日新聞に掲載された、愛知県の大河内君の遺書と報道内容から「いじめ」という言葉の捉え方などに話が進みます。遺書に綴られている具体的に受けた被害は、命を脅かされたこと、財産を奪われたこと、自由を束縛されたこと、になる。まさに人権侵害であるのに、「仲良くせよ」「倫理観の問題」とすり替えてしまっているのではないか、と。

1969年の、大阪・矢田問題についても言及され、まさに政治闘争上の課題を意識の問題にすり替えて、暴行、強要、侮辱を強いている行為を、多数の勢いで許容されるものだと言い張ってきたものと指摘。いじめ問題を含め、加害者が威張って被害者が傷つく場合が多すぎるとも。

国家とはなにか、人権と権力の関係などに話が進みます。国家に権利を守らせる、ことの大切さ、社会権も個人の自由を深めるためにも大切であるという捉え方、上級の権威をもっている人は人を裁いてよいが、その正しい権威・権限の元であること、それが秩序作りである、と。そして、特定されない抽象規定では人を裁くことはできない、としめくくられました。

岡山からの参加者のお一人は、もっと何回も聞いて深めたい、と感想を述べていました。

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