第57回岡山県人権政策審議会を傍聴
27日、水曜日。津山駅前のホテルで2時過ぎに目覚めます。二度寝で5時半ころ起床。朝風呂で身支度。6時半にホテルを出ます。朝食で並んでいる方のおひとりがこちらを見て丁寧なお辞儀をされます。さて、どなただったかな、と。一路岡山の事務所へ向かいます。8時過ぎに到着。トーストパンなどで朝ごはん。みんなの家ななくさの住宅さん、来所。利用者さんが自宅でこけて足を骨折したという報告。こちらからは少し津山市の話なども。みんなの家だんだんの佐々木さんも来所。前日、利用者さんが入院したこと、これで28人中6人が入院状態です、という報告です。介護事業所運営のつらいところが一気に現れたね、と話します。
9時過ぎ事務所を出発。岡山駅前に車を停めて、サン・ピーチへ。第57回岡山県人権政策審議会の傍聴に参加です。昨年の県との話し合いを通じて今回から初めて傍聴・公開できることになったもの。県人権連の事務局メンバーが先に到着していて4人が傍聴。委員は15人中13人が参加されていました。傍聴席は、事務局の県職員の後ろに取ってありました。傍聴席からは職員の背中を見ながらロ型の委員席がみれるということで、全委員さんたちの顔と名前までの照合は難しい位置です。報道関係者用にも5席用意されていましたがだれも来ませんでした。
審議内容は、1.8月に行われた「人権問題に関する県民意識調査」の中間報告について、2.第5次岡山県人権政策推進指針の見直しについて、でした。傍聴者には、次第と資料の№4のみの配布。肝心の調査報告は未定稿だから、という理由で傍聴者には配られませんでした。
調査は回収は1556人、回収率52.4%だそうです。回答が伝聞などで作用されにくいことは避けたと思われる問いかけにした結果、個別人権課題での人権侵害があるという回答率が低くなっている、ということが委員の質問と当局の回答から見て取れます。
第5次指針にかかわって、個別人権課題のあげ方について論議が集中。9つまでは女性、子ども、高齢者、障害者など具体的に書かれていて、10番目は、様々な人権問題、としていてそのなかに犯罪被害者、多様な性など7つ書かれていることに、疑問を呈する意見や広汎性を理由にそれでよいという意見などが続きます。委員さんから質問・意見では今回からでなく以前から続いているようです。女性問題、男性問題、ジェンダー問題、それぞれの持つ独自性と関連性、統合的なとらえ方なども委員の方たちにもそれぞれのとらえ方があり、意見はそれなりに活発化していました。
次回、58回審議会は2025年2月、4月に知事から審議会に諮問があり、59回は7月で素案を審議、10月は政策指針に係る答申案中間審議、11月からパブリックコメント募集、2026年1月に第61回審議会で指針の最終審議、そのあと知事へ答申、2月にパブリックコメント結果の公表、3月には第6次指針策定と公表、というスケジュール案も提示されました。
もっと大勢の人たちや諸団体が関心を寄せてくれるように対応していかねばとおもうのでした。
5年毎の見直しの作業、今回で見直しは5回目。ほぼ同じパターンが続いています。専門家集団と言いながら、こんな論議でよいのかな、人権にかかわる基本的で全体を見通す視点が貫かれているのかな、という感想です。例えば、原爆被爆者の方たちの人権課題、低所得にかかわる人権課題、労働者としての人権課題などは当局からも委員からも話題に出てきません。
髪を洗おうと自宅に帰りますが、キーを事務所に置いたままで入れません。新事務所に戻ってひと仕事。また自宅にはしり、昼風呂で身支度。3時ころ新事務所へ。12月7日の準備など、あれこれと。
この日は母親がななくさにお泊り。食料も買いに行かずに事務所で。8時過ぎに帰宅でした。ビデオで前夜放送された「宙わたる教室」を。次回、次々回が楽しみです。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »