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びわこ学園のこと、高谷清先生の講演

|11年03月6日 |中島 |

5日、朝は公園で25分コースの散歩。途中三色旗のあるレストランの入り口に咲いていた花を写真にパシリ。

事務所で、午前中は雑務。午後から、市内の高島公民館へ。障害者の人権を考える学習講座です。

以下、地域と人権に掲載予定の記事。

岡山肢体障害者(会長・吉田裕美)の会が主催する2010年度第3回障害者の人権を考える学習講座が岡山市内で開催され、人権連から3人、全体で50数人が参加しました。

講演は、重症心身障害者施設・第一びわこ学園の元園長の高谷清さん。医師でもある高谷さんは、障害と病気の区分と関連、焼け跡論と言われてきた障害者排除の医療、医療的ケアと医療の違いなどを歴史と具体的状況に沿って、障害と医療のありようを示していきました。そして、寝たきりとなって物理的反応を示さない人のケースを取り上げながら、それでも内在意識があり、それは身体が生きていて身体に心がある、と人間存在に視野をひろげて捉えることの大切さを強調しました。

また、びわこ学園の建て替え事業にかかわり、「抱きしめてびわ湖」運動で26万人余りが参加し募金が1億円余り寄せられた当時の映像もうつしだされました。人間連帯の具体的なものとして、参加者から感動をもって大きな拍手が寄せられました。

学習会では、講演に先立ち4人の障害者と家族から意見発表。障害をもつ幼児の母親は、手さぐりで相談相手を探してきた経過を述べながら、いつでもだれでもが相談できる「障害者ステーション」的な機能を確立してほしいと切実に訴えました。                                            重度障害者の30歳の娘さんの母親は、就学免除制度という障害者排除の時代に、学習権を得るまでのとりくみを述べながら、家族一人ひとりの人間らしい生活を営む権利の大切さを強調しました。      以上

その後、事務所で作業。そして、夜はみんなの会館に立ち寄ります。若い人たちが、年配者の立場を配慮しながら、そして目的を達成する上で主体的に考えていくことを自覚しだしている、と実感したのでした。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 1 »

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