第3回障害者の人権を考える学習講座
|07年12月10日 |中島 |
9日の日曜日、高島公民館で障害者の人権を考える学習講座。自立支援法が実施され、県が心身障害者医療費公費負担制度を改悪した以降の問題を、具体的に当事者から報告されました。その後、田辺昭夫・県後期高齢者広域連合議会議員から後期高齢者医療制度について、学習提起がありました。
当事者からの事例では、中山芳樹さんが、自身がうつ病になり、精神科病院に約9年間入院していた経緯と、病院内での実態、退院にかかわる受け入れ先の社会資源の脆弱さ、最近の医療費の実態などを報告されました。中山さんは「絆」という小冊子で、病気にいたる経過、精神障害という苦しみをわかちあえる人たちとの友好などを著しています。
田辺議員の話はわかりやすいものでした。なぜ、75歳から後期高齢者なのか、障害者は65歳からその医療制度にだまっていたら入れさせられる、なとが話題に。この医療制度の導入の元とになった、高齢者の医療の確保に関する法律、では、その第一条が、「医療費の適正化」となっている。安上がりの、そして高齢者に早く死んでください、という医療制度だと、端的にしめしているものだと実感した。しかし、人権を声高に叫ぶ一方で、こんな人権無視の行政施策を制度化するとは!!
そんな怒りを新たにしてから、夜は人権岡山の忘年会に参加。昔からの知り合いだけれど、なかなか日ごろ顔を合わす機会がなかったなつかしいメンバーと交流できました。最後はお好み焼きで仕上げでした。健康管理も自己責任?
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »