安斎さんの話に沸きました
|08年03月8日 |中島 |
7日、夜、さん太ホールで開かれた、人権岡山主催の人権と文化の夕べ。ほぼ満員の参加でした。講師の安斎育郎さん、立命館大学国際平和ミュージアム館長。私には、原水爆禁止世界大会でのアピール起草委員長の印象が強いのですが。
「だます心、だまされる心」と題して1時間45分の講演。早口だけれどわかりやすい口調。時にユーモアを織り込んで満員の聴衆を酔わせる。スプーン曲げの手品も披露して、科学的な分析の大切さを伝えてくれる。平和とは、戦争がないことをという範疇でなく、暴力をなくす、人権を大切にすることだとも強調された。科学的命題群と価値的命題群と区分けして考えていくことの重要性、科学的だけでは人間の価値は判断できないことなども前提にした話は説得力がありました。
この日、倉敷市会議員の大本さんから、彼女の質問に対して教育長は、同和教育基本方針を3月31日をもって廃止、と回答した、と連絡がありました。
人権についての講演は案外湿っぽいものが多いなかで、この日楽しい講演を聞くことが出来たこととあわせ、時代は着実に前進している、と感じたのです。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »