岡山市から回答、視覚障害者友の会へ
視覚障害者友の会が提出していた要望書に対する岡山市からの回答、
先日、岡崎さんからメールで届きました。
おおいに参考になる方もおられると思います。
岡広第170号
令和5年10月17日
「視覚障害者に対する防災に関する文書の発行、点字ブロック・音響式信号機の設置等を求める要請書」について(回答)
平素から市政の発展にご理解とご協力をいただき誠にありがとうございます。
さて、令和5年8月24日付でいただきました標記の要請書について、下記のとおり回答いたします。
1 命や健康に関わる文書は必ず点字・拡大文字・音声で発行するとともに、普通の文字だけのものが入った封筒には必ず何が入っているか及び担当課の連絡先を点字で書いてください。
【回答】
命や健康に関わる文書を点字・拡大文字・音声で発行すること、及び、封入物及び担当課の連絡先を点字で書くことについては、困難な文書もありますが、視覚障害者からのニーズを踏まえ、他都市の事例等も参考にしながら研究してまいりたいと考えております。【障害福祉課】
昨年、ご要望のありました、新型コロナワクチン接種の案内については、今年度も岡山市視覚障害者協会に協力いただき、同協会会員あて「点字」「拡大文字」での接種に関するお知らせを送付したほか、「声の広報」への掲載など様々な手段を用いて広報いたしました。【保健管理課】
2 災害等に関する文書を点字・音声で発行してください。例えば、日頃から心がけておくこと、避難レベル、準備するもの(備蓄品、持ち出し品など)、避難所での過ごし方、避難所の場所や連絡先、要支援者に関することなど
【回答】
2と3を合わせてお答えします。防災情報の発信は、必要かつ重要と考えております。こうした情報をどのような形で発信したら良いのか、国や県もこのような動きを始めており、今後研究してまいりたいと考えております。【危機管理室】
3 各家庭に配付される「ハザードマップ」の内容が視覚障害者にもわかるように東京都日野市、大阪府豊中市などで発行されているように点字、音声で発行してください。
【回答】
2でお答えしたとおりです。【危機管理室】
4 次の箇所の点字ブロックの整備・敷設、音響式信号機の設置を行ってください。
1.古京交差点
?横断歩道周辺の歩道面を整備し、点字ブロックを敷き直してください。
【回答】
本年度、相生橋東詰付近から古京交差点間の道路拡幅工事を予定しており、その工事内で歩道の舗装及び点字ブロックの敷き直しを行います。【中区役所地域整備課】
2.岡山市表町1丁目木村屋パン角の交差点
?横断歩道南側にも点字ブロック(注意ブロック)を敷設してください。
【回答】
現在、表町商店街の中之町、下之町において点字ブロック敷設に向けて関係者と協議中であり、要望箇所についても併せて設置の検討を行いたいと考えております。【道路計画課】
5 天満屋バスセンターからハレノワおよびシンフォニーホールなどに行きやすくするため、表町商店街に点字ブロックを敷設してください。
【回答】
表町商店街は、荷さばき車両等の許可者の通行や、路上にワゴンやハンガーラックなどを配置しイベントを行っており、点字ブロックを敷設した場合のイベント等の対応について課題があります。昨年度、中之町・下之町商店街において、点字ブロック敷設に向けた社会実験を行い、現在も引き続き関係者と課題の解消を目指し協議を進めているところです。【道路計画課】
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »