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若者と学ぶ

|17年05月28日 |中島 |

27日、土曜日。朝、歩いて新事務所に。朝の冷気、そして山の緑、鳥のさえずり、気持ち良いのです。

雑務。みんなの家ななくさの住宅さん、厚生労働省から届いた介護事業実態調査の書類を持参。その内容、検討です。当方が居住する町内会長さん、来所。みんなの家ななくさ・だんだんの運営推進会議の委員にもなってもらっています。珈琲をおとしてしばし懇談です。

10時開会の、「若者と学ぶ人権学習会」の会場、岡山県民主会館へ。11人の参加。

吉野一正さんが、「人権ってなに、・・・障害者目線で・・」と題して「岡山県人権政策推進指針」を検証していきます。特に、生きる権利、これをいかすには、学ぶ権利、働く権利、政治参加の権利、これらの権利行使を可能とする、法制度の新設・改廃、これが求められている、と強調です。そして、人権を自分の言葉で訴えられることができるように、様々な課題での当事者たちも参加して、「願うことは制度つくる」を目標に新たな指針を検討していきましょうと話されます。

小畑隆資さんは、今なぜ「市民による岡山県人権政策推進指針の提案」か、を話されます。2001年の第1次から現在の第4次までの、だんだんと干乾びてくる内容、とくに基本的人権についての無理解あるいは曲解していること、人権連などのパブリックコメントでの対応とその限界などをとりあげます。また、安倍政治の暴走とそれに対する市民の共同の運動、それは立憲主義を回復し個人の尊厳を擁護する運動である。そのなかで、市民による提案は、まさに立憲主義の人権版だ、と。

部落問題で惹起している「『部落差別』固定化法」の制定など政治的逆流の根底には、「国民の心理的差別が根源」と位置させる1965年の同和対策審議会答申からの一貫したものがある、と話されます。そして、指針案の基本構成も提案してくれます。

論議。人権侵害に結び付く政治、その政治を一面では国民も支えている結果となっている。基本的人権の確立への権力側に対する要求、それを取り組むこと自体が、ある面で市民道徳の確立となり得る。そして、仲間同士で市民間、私人間で惹起した問題自体を解決していく力をつけていく、解決させていくための課題などを学ぶ、それが人権視点での市民のルールとして定着させていくことになる、と論議が続きます。

若者たちと小畑先生を中心に、原案起草懇談会を開催して、8月26日の第2回学習会には、人権指針、試案の提案と進めていくことを確認でした。

終えて、学習会に参加してくれていた明石さんと県立図書館へ。映画・スノーデンを観賞です。

4時過ぎに新事務所に帰ります。少し資料の整理。

夕方、地元の福祉交流プラザへ。岡山市から地元町内会へ、国道180号線拡張工事、50年前に決まっていた都市整備事業ですが、その説明会に参加です。住民の為になる工事になるよう何かと意見が続き、9時をすぎて、まずは第1回目を終了、続いて秋に説明会を行うことに。

帰宅。遅くからの夕食になります。軽めのビールで済ませます。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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