２２日、朝、高梁市へ。県人権連顧問のＧさんのお見舞い。大正９年生まれだと聞いていますから、８９歳。ようきてくれたなあ、ありがとう、という声。知り合ってからの３０年を思い起こします。強い握手で頑張ってと伝えてきました。

事務所に帰ってから、会館の整理。この日の暑さ、全身から汗が滴り落ちます。

21日、ゆっくり事務所へ。ななくさ会計入力。約半分ほどの進展。
県会議員のＴさん来館。二つ目の事業所について、場所のことなど話題に。
夕方早目に自宅に帰り、父の日、でした。

20日、午後から｢林友の会｣総会。60人ほどの参加。当方は一番前に陣取って勉強。林精神医学研究所・財団の林先生から、ＮＰＯ地域人権みんなの会の会費振り込みました、遅くなり申し訳ない。ななくさの運営にかかわって、民主医療機関連合会からきちんと連携した話がありますか、などと声をかけられる。

林先生は、林精神医学研究所・財団を代表して来賓のあいさつで、診察した患者さんのうち、仕事を奪われ車中生活の果てに、というケースもふくめ、3人もが自殺するという痛ましい状況がある、無料低額医療機関を目指すなどトータル的にサポートする体制をはかりたい、と。

記念講演は、伊勢田尭先生。｢近年の精神科リハビリテーション｣と題して約1時間。先生は、日本の精神医療・保険・福祉は世界から50年遅れている、とまず指摘。そして、精神障害者をもつ家族への従来の見方は、家族病理という病気の原因、再発の要因、治療の無理解などとみなされる歴史的けいいがあり、治療の対象、心理的教育の対象として捉えられることが一般的であった。これを抜本的に見直すことが必要、と強調された。

病院も英国では、２０床程度の小規模が環境的にも良いとして実践されている、という。建替え時に、８００床などという日本の象徴的病院を例に、世界から遅れている、といいます。
家族を支援することが患者への影響が大きいと、この点が強調されていました。

19日、ＮＰＯ地域人権みんなの会の活動実績など、父親になったばかりの金ちゃんが岡山市へ提出。
県人権連の事務局会議。全員で事務所片付けを来週することで、そのやり方の意思統一を図る会議を提起したら、会議好きと笑うひと一人。こんなことは、音頭をとらないようにしようと、心に決めた。

夜は、人権岡山の会議。責任者が変わった初の会議なので、参加しました。みんなが心を寄せ合おうとする姿勢がうれしかったのです。その勢いで、焼き鳥中心の軽めの懇親でした。

18日、午後から岡山市内の若葉町へ。ななくさ事務長と二人で、事業所説明会。ナビに住所をいれながらもくるくるまわって無事到着。
2つめの介護事業所としての候補に、という声がかかって実現したもの。地元から8人の参加。高齢者の女性が多数を占めていました。

ＮＰＯみんなの会の概要、ななくさの日常的なとりくみと小規模多機能型居宅介護事業所としての介護に関わる目標、などを、二人で分担して説明。改修して対応できる民家があるので、という話も地元の方からでてきました。ＮＰＯの会員になっていただくことなどもお願いし、改めて現地を見せてもらうことに。
ここの集まりでも、近くの公園に路上生活者の人がいて、生健会と連携して対応している、などの話も報告されていました。

この日、一緒に行く予定であったＮＰＯみんなの会理事の金ちゃん、やっと2世が誕生。3500グラムを超える男の子。将来が楽しみです。

9.19.、いかせ憲法集会
17日、県人権連の人権・平和委員会の会議。挨拶のみで、あとは事務所番に。

合間をぬって、最近出版された｢差別と日本｣、野中広務、辛淑玉の両氏の対談形式。一応全体に目を通す。時代錯誤、事実認識の問題、差別を私人間に収斂させる捉え方、など多くの問題を含んでいます。問題解決への展望や人間的連帯は決して生まれないもの、と。

前日、労働局に行った広島の娘さんから電話。少しでも、彼女の労働者としての権利を守ることに、役に立ったかとこちらもうれしくなります。

タイム工芸の社長来館。来年の全国集会にむけて、広告、協賛なとを網羅した独自冊子がいるかどうかも考えるきっかけにもなりました。ＮＰＯ地域人権みんなの会のＭさんより、9条の会のとりくみ、マスコミへの後援依頼文書をいただきました。これも来年5月の全国研究集会の参考に。