第11回　人権と文化のつどい

11月1日、土曜日。雨の朝です。後楽園方面まで出向いて、傘をさして外周を歩きます。人が少なく、勝手に歌詞を変えながら歌を口ずさんでも恥ずかしくなく、それなりに気持ち良いものです。

新事務所に。雑務。そして、たまった新聞や書類などの整理。大仕事です。カレーの差し入れがあり、ご飯はチンして食べれるもので済ませます。

昼、石関町の岡山県総合福祉会館へ。人権岡山(地域人権運動岡山市連絡会)主催の第11回人権と文化のつどい、です。まずは、もう到着されていたこの日の講師、明通寺の住職、中嶌哲演さんにご挨拶です。10月19日に福井県小浜市の明通寺に視覚障害者友の会の旅でお邪魔したこと、その時のお話が参加者を励ましてくれたこと、などを話します。また、小浜市には、全解連組織があったことなども共通の話題となりました。

つどいは、フレンド、のコンサートから。脇を固めるお二人はかつてからの知り合い。そのうちのひとりは、いつの間にギターを覚えたのか、という方でした。反原発のうた、先般買ったばかりの笠木透さんのCDから流れてくる歌も数曲あり、当方も声を出して歌ってみます。

つづいて中嶌哲演さんの講演です。40年にわたる原発反対のとりくみ、大飯原発訴訟での福井地裁判決の大切な内容、控訴している国と電力側の地域と住民を無視しようとする態度、小浜市で原発を立地させなかった運動、市民運動の原点と成果などに触れていただきました。地域での共通の要求をまとめ上げた一点共闘の成果、それを引き続き活かし続けるために中心に座って奮闘されている、その奮闘に参加者の方々は心を動かされ共鳴されたのではないかと思うのです。

終えて、一番前で聞いていてくれた岡崎たえこさん、10月の明通寺の訪問の旅の企画された方ですが、その岡崎さんと盲導犬のリーアムを伴って、講師と対面です。その後、愛車タントで講師を岡山駅西口まで送ります。中嶌さんは、明日は京都で講演会があります、と多忙な活動の一端を教えてくれます。また、真言宗のお寺の住職としての人生の大事な一こまも話してくれたのでした。感謝です。