春本番、学習会でした
4月5日、土曜日。小雨の朝です。我が家の庭先の池に棲む錦鯉たちにパンをあげます。2羽の鴨がびっくりして飛んでいきます。鯉たちは食欲旺盛で奪いあい、その跳ねる音も春らしさを醸し出します。
後楽園あたりに車を走らせ、傘をさして散歩です。早くも桜が散りかけています。歩くのにちょうどよい気温です。
新事務所に。雑務のあと、民主会館へ。まだ誰も来ていません。この日の「第5回若者と学ぶ部落問題解決の道筋」学習会の会場設営、少し暖房で部屋を温めます。そして当方のレジメも配置です。
この日は23人が参加。青年もいつもより増えて4人。明石将敬さんが「労働者分裂支配と部落問題」の内容を、明石さんが人生の大半を過ごしてきた社会保険診療報酬支払基金の職場を事例に話されました。特に、1960年代、思想・信条による差別を当局と第2組合によって職場に持ち込み、支配することを当然視していたこと。その支配の仕組みは部落問題まで利用してきたこと。そのなかで思想差別反対の市民的な共同のとりくみが息づいていたからこそ、部落差別問題が明らかになったときにもすぐ「共闘会議」が幅広く結成できたこと。当時の全解連運動の影響力が問題解決と職場の民主化に大きな力を発揮したこと、などが話されました。
明石さんは最後に、人権侵害とたたかうという立場から、今日的な教訓として、非正規労働者の増大、とりわけ女性労働者の無権利状態を取り上げ労働組合の果たす役割の重要性を述べられていました。
終えてから、久しぶりに顔を見せてくれた、やはり支払基金の職員だった中田さんと懇談。体調のこと、かつて一緒に行った海釣りのこと、そのメンバーであった人たちのことなど、やはり楽しいものです。
この日は、夕方から駅前まで出かけて文庫本などあれこれと探します。
写真は2枚とも、5日の朝、後楽園あたり、旭川沿いの桜です。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »