いじめ問題を通じて社会へ目を開かせた
|08年08月31日 |中島 |
30日、朝は岡山駅前で「お金がなくても学校に行きたい」署名活動。ある通行人が横断幕を一目見て、「字が薄い」と一言。それにもめげず、5人の県人権連事務局員が訴えました。
午後から、NPOセンターでの「いじめ問題シンポ」。早めにいって、パネラーメンバーと打ち合わせ。会場の整備も、初めて使う場所で、気を使います。多くの方が手伝ってくれて、時間どおり、無事開会。120人定員の会場でしたが、135名が参加してくれました。
シンポは、4人のパネラーの持ち味がだされ、会場からも8人が発言。先生方にとっても厳しい学校現場で、全教職員の目線でひとりひとりの子どもたちに注視し、いろんな角度から実態をつかむ努力をされている報告もありました。また、普通に良い子でいる生徒でも、良い子でいることを演じ続けることのしんどさ、私は私でいいのね、といって成長してきてくれた教え子をみて安心した、など、今日の子どもたちの置かれている現状も出し合われ、共感を呼んでいました。いじめを受けた子どもの母親のお二人も体験を述べてくれました。勇気がいったでしょうに。
最後に、4人のパネラーは、集団でのとりくみで本当に楽しいこと、連帯、友情など体験することがいじめをなくすことにつながる、子どもを真ん中に置いて保護者と教師が手をつなぐとりくみを、心を開く場を教師も子どもも必要、「自分のため、世の中、人のため」をバランスをもって取り組むことの重要性、など触れていました。
アンケートは54通。良い企画であった、という内容が自分のなやみなども書かれて提出してくれました。 山陽新聞が31日に報道してくれています。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »