65才、障害者を差別するなと提訴でした。
この日は、浅田達雄さんが岡山地裁に提訴する日です。9時半ごろには、裁判所1階ホールに大勢の支援者が待機しています。その集団、浅田さんを先頭にして裁判所をぐるーとまわって裁判所の正面玄関に入ります。提訴するときのひとつのアピールです。
すぐに、弁護士会館に移動して記者会見。呉裕麻(おー・ゆうま)弁護士が全体の進行を担当。訴状の内容についての説明も含めてこの提訴に至る経過と意義について報告です。障害者自立支援法による重度訪問介護を受けていたのに、65歳になると介護保険法が優先されて自己負担が生じる、内容が違う介護サービスを受けなくてはならない、これらは法の下の平等を定めた憲法に違反するとして、岡山市決定の取り消しを求めたものです。
浅田さん自らも、「ここでがんばらなくては低所得者の1割負担を撤廃させた自立支援法違憲訴訟を無駄にする。年齢による差別です。絶対許したくありません」と決意を述べました。
午後は、民主会館で、岡山県地域人権問題研究集会2014の第1回実行委員会です。二日前の事務局の打ち合わせにもとづいて、今年度の集会の意義を強調です。6つの分科会の内容、構成する運営委員も選出です。ビラも分科会の内容がさらに詳しくわかるものに、と。分科会ごとに基調報告ができるよう、そして分科会ごとにそのテーマにもとづく1年間の年表を作り上げてみる努力をしようなどと意見交換でした。安倍内閣から1年間、その間の動向をくっきり浮き彫りにするうえでも必要です、という意見でした。
会を終えて、引き続き、県民生活と人権の充実をはかる県民運動実行委員会の会議。県庁との話し合いの基調になる要求書の整備が課題でした。特に、教育にかかわる要求内容は一定のスパンにその政策、たとえば学力テストなど、の成果がどうであったのか検証していくことが求められている、などと話し合われました。
夕方、新事務所に戻ってきます。留守の間に、Aさんがパソコン入力を済ましてくれていました。
少し歩こうと外に出てみると月がとっても綺麗、魅惑的です。ななくさに立ち寄り、月が綺麗よ、というと、みんな窓越しに鑑賞している、と返事が返ってきます。こんな日は、月見酒でもすればとほんと思いました。近くの焼肉屋さんで、窓越しにみえる中秋の名月を楽しみながら、生ビールとホルモンなどをいただいたのでした。
写真は、今朝、歩いて事務所に来る道に咲いていました。露草、飛んでいるように見えます。
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