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第27回日本高齢者大会、三重の津へ

|13年09月13日 |中島 |

12日、この日は日本高齢者大会へ。岡山駅に早めに出向いて朝定食のご飯を。岡山県からの参加者21名が9時に集合。新幹線で新大阪、鶴橋から近鉄線で三重県の津駅まで。そしてタクシーに分乗して、三重大学に到着。

分科会は、思うところが満員で入れません。第3希望の「自治体への働きかけ国保・介護・後期高齢者医療」という分科会に。

大阪社保協の事務局長さん、寺内順子さんが着物姿で講演です。大阪でのとりくみ、とくに各自治体へのキャラバン行動でその自治体のとっている施策の現状を客観的な資料として再整理して、運動にも、自治体行政にもいかしてもらう観点で進めていることが強調されました。また、無保険の子ども解消のたたかいは大阪の「子どもシンポ」から始まったといわれている、それはある教師が保健室に出入りする子どもの「親の収入を気遣う」発言を紹介したことから、大阪の大人たちが「子ども守れ」とすべての自治体と対話を展開した成果であり、それが全国にひろがったと紹介されていました。

夕方から、「三重学」の一つ、「三重県人 小津安二郎、小津を受け継ぐ山田洋二、映画に学ぶ家族のあり方」という講座に参加です。講師は、吉村英夫さんです。かつては封建的家族制度とたたかい「個」を確立していった人たち、そのなかに小津安二郎もいたこと。1953年の「東京物語」と昨年上映された山田洋次の「東京家族」、そのふたりがとらえた家族観の共通するところ、異なる所などを解説されます。少子高齢社会、無縁社会が到来することを予測していたと思われる小津の尾道を走る列車、レールの映像。尾道沖の島という共同体のなかで最期を生きていくことを選ばせた山田の映像。その希望的に最後をしめる映像の評価がいろいろあると講師は述べられています。山田洋次の映画寅さんにも、その家族像が一貫して描かれていて、となりのタコ社長がトラヤに入ってくるときに、こんにちわ、などと他人行儀な挨拶はしない、彼も家族の一員としてとらえている、という話、おもしろく楽しく聞かせてもらいました。

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