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利用者さんの気持ち、ホッとノートに

|12年03月28日 |中島 |

27日、歩いて事務所に。遠回りしながら花々を探します。

事務所で雑務。前日の夜の会議で準備することになった、障害者自立支援法違憲訴訟の基本合意の実現をめざす取り組み、原爆被爆者訴訟の事務局を担っている民医連の事務局長と集会のことで相談。対応は敏速にしてくれています。

市内の病院に出向いて、被後見人の方が外科手術を受けることに対して代理人の立場でインフォームドコンセントを。医師が、患者さん足先を見せてくれて説明もしてくれます。成年後見人として医療同意する、ということまで社会的に認められたという段階にはありませんが、病院側としてはどなたかにという意味だと理解して、サインでした。

繁華街近くの病院だったので歩いて10分ほどの食堂で昼食を。40年以上前からときに食べていた、第2自由軒、昔はコンパもできた店でしたが現在は洋食屋さんという雰囲気。昔から焼き飯とスープ、これが定番、この日も注文です。おかみさん、顔を覚えてくれています。

午後から、岡山県地域人権問題研究集会2012、の第7回実行委員会。いわゆるまとめの会議です。いつもより少し参加が少なかったのですがそれでも約20人が参加してくれました。各分科会の報告、参加者アンケートの内容、などが報告され、論議してもらいました。そして実行委員長の小畑先生から、まとめと展望、の報告提案でした。

小畑先生は、基調報告は、憲法を政治に活かす道筋をつける課題の前提作業として、自民党政権のもとでの政治構造および民主党政権のもとでの政治構造の反憲法的構造の定式化を試みたもの、と改めてその内容に説明でした。ご自身が責任者となった労働分野の分科会のことについても、例えば労働者の置かれている現状の客観的な統計資料、それを引き出し活用できる能力を高めることが重要であるという指摘、労働法制、社会保険制度の熟知と活用など労働者を守ってきているとりくみの評価、などが改めて斬新に聞こえました。

会議は、引き続き実行委員会を継続させること、7月下旬には次回の研究集会の第1回実行委員会会議をもつこと、その時点で今回のまとめの報告書を提示させてもらうこと、など確認しました。

終えて、夕方、慌てて、ななくさに。もうすでに職員15人が着席していました。この一年間の総括会議です。月平均の登録者数は、24.3人。この一年で新たに登録された方が7名、利用中止の方が5名。職員の採用、退職のことにもふれていきます。地域との交流では、行政主導のケアー会議への参加が定着、ここの場で地域が良く見えるようになった、ボランティアの方々が地域の方から紹介をしてくれるようになった、など深まりと広がりがある。一方学校行事への参加がしづらい状況が続いているとも。

利用者さんの発する言葉などでハッとさせられることがよくあるといいます。「いろいろな御馳走より、やさしい言葉が私には一番のごちそう」とKさんが言われたこと、認知症の方の日記に、もっとああすればよかったなどと書かれていて、毎日を無駄に過ごしたくないという思いが顕れている、などと。これらとスタッフ間でも感心するようなこと、あわせて書きとめておこうということになりました。ホッとするので、みんなで「ホッとノート」と命名です。そんな話のあと食べる弁当は美味しいのでした。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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