軍事費を3倍化を言い出した
20日、土曜日。夜中に目が覚めて、なかなか眠れない中4時半に起床。最近、眠れる、眠れない夜が交互にやってきている感じ。義母の遺影に線香を手向けてから朝風呂。池にパンを投げ入れてやります。亀とカエルも発見。それ以外は見えないほどの小魚がバシャバシャとパンに飛びついています。運動公園へ向かいます。40分ほど花を探してあるきます。鉄砲ゆりが白くて鮮やかに。カリンの実が鈴なりという現象も。
新事務所へ。雑務。みんなの家ななくさの住宅さん、来所。この法人が2002年8月31日に開催した第1回目の学習会、「精神障害者の置かれている現状と課題」と題して林英樹先生が話された概要をまとめた文書を手渡します。それには、1964年のライシャワー事件に対する米国の要請などにより精神衛生法が改正され、精神衛生センターの設置、通院医療費公費負担制度が導入されたこと。また1984の宇都宮病院事件後のWHO勧告などにより、精神保健法が制定されるなど、外的な力により前進した趣が強い。とされています。日本の精神障害者対策の特徴は、私宅監置や同意入院、社会復帰施設がなかなかできないために家族が患者を抱える経済的苦しさの中で作業所などを運営している、など家族に過剰な責任を負わせてきたこと。また、医師の配置でみると、一般病院は患者16人で一名、精神病院は48人で一名、看護士では同じく3人で一名と6人で一名という、一貫した低医療費政策が問題である。精神障害者施設は欧米では九割が公的施設だが日本では民間が八割を占めているなど民間に大きく依存している。福祉の分野はさらに遅れており、安上がりの精神病院への対処という状況をつくっている。などと今から20年前にもう指摘されていました。
県立図書館にでかけ4冊返却し、また4冊借りてきます。近くの王様のラーメンが欲しかったのですがお休み。ちょっと歩いて、心楽というラーメン屋さんでつけ麺で昼食です。そのまま、西川原プラザへ走ります。県社会保障推進会議第29回総会です。
神戸女学院大学の石川康宏さんが記念講演。「生存権保障と自己責任論」と題して80分。豊富な資料をもとに、旧・統一協会と岸田政権、軍事費を2倍でなく3倍化を押し付けられている問題、21年衆院選と22年参院選の比較、当面の政治の大きな課題、国葬・安倍政治の継承の正当化など、情勢とその見方について話されます。そして、軍事費3倍化の軍拡は具体的に何を目指しているのか、対中ミサイル、F35Aでの敵基地への核爆弾攻撃まで視野にある、と話されます。改憲派の世論作り策を私たちもきちんと押さえたうえで説得力ある話をしてほしい、特に若い人たちへは、「9条をまもろう」では通じない。「9条」を指針に平和外交を、対外政策を変えよう、という視点が必要と。その点、A.S.E.A.N.のとりくみ、背景にある話し合いによる平和外交、武力は使わせない、仲間に引き入れていく、その姿勢を評価。社会保障の話では、北欧の紹介。平和と社会保障は密接につながっている、私たちもどちらかの専門家というのではなくどちらも結び付けての政策提起が必要、などと話します。
岡山人間裁判弁護団事務局長の森岡弁護士が、「いのちのとりで裁判全国アクション」の報告を。その後討論。新見社保協の笹井さんから補聴器補助制度などのとりくみ、岡山医療生協の和田さんからコロナ感染と病院経営、働く人たちへの分断を許さない賃金補助制度の確立を。そして組織の将来展望を論議してほしい、と。年金者組合からは裁判のとりくみなども。Iさんからは社会保障学習会などの企画を、などと積極的意見が出されました。
終えて新事務所に帰ります。
少し雑務。7時過ぎ帰宅。土曜は寅さん。宮崎編で満男君と後藤久美子さんのにがい青春の話が半分。全国自治研集会に岡山空港から宮崎空港に行ったのはいつのことだろうか、などと昔を想い起します。一緒に行った飛行機嫌いのポン友が宮崎空港に着き飛行機から降りてきて、「地に足がついていない感じ」と言ったこと、「そりゃ空の上だもの足が地についていないのは当然」などと笑いあったこと、あれこれと。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »