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障害者の生活と権利を、岡山市へ要請

|18年10月6日 |中島 |

2015/10/ 6 6:01

5日、金曜日。朝、新事務所へ。

雑務。9時前に出発、途中、みんなの家ななくさの住宅さんを助手席へ。岡山市の保健福祉会館へ。障害者の生活と権利を守る岡山県連絡協議会(障岡連)の岡山市との話し合い。9時半から打ち合わせ。10時から12時過ぎまで具体的な要求内容についてのやり取りがつづきます。

保険管理課には、精神障害者保健福祉手帳所持者にもJRの割引を、という要求には、国に要望と回答。JRに対しても直接要望を、と要請です。

国民年金課には、障害基礎年金申請にと認定について、新たなガイドラインでの対応は、より医師の権限が強くなる「医学的モデル」であり、対象者の生活から考える本来の「生活モデル」になるよう各府県での対応を求めました。

介護保険課には、介護保険による総合事業実施に関わる課題で、岡山市からの回答が「選択肢が広がり介護人材のすそ野が広がる」とされていることに対して、生活支援の時間が45分になってしまって、利用者と事業所どちらも困ってしまっている、などと意見が。介護人材はそんなことで確保の一助になりますか、と意見も集中です。

危機管理課には、7月の西日本豪雨のとき、障害のある人たちへの緊急避難体制はどう機能したのか、という問いかけからはじまります。普段から地域で取り組んでほしい、地域格差もあります、という回答には唖然。「地域丸ごと・我がこと」はこういうものか、と。あらためて話し合われることに。

障害福祉課では、障害支援区分の市独自の内規、基準というものはない、という回答。重度訪問介護受給者で宿泊を伴う異動に介護移動を利用した障害者数は、と問いかけましたが把握できていない、という回答。視覚障害者への同行援護とは別枠で選挙時のガイドヘルパーさんの支援を保障してほしいという要求に、支給されているサービスの範囲内で利用してください、という冷たい回答。また、車いすなど補装具の故障に対する修理費は耐用年数以内は出せない、更新はする、耐用年数は市が決める、などと矛盾した回答。視覚障害者へ、テレビの音声が聞こえるラジオの支給について、全国でその施策が進んでいるとつかみながらも、岡山市では「給付対象とする予定はありません」と、冷ややかな対応。

国の政策上やむを得ないこともあり岡山市の姿勢はなかなか冷たいものでしたが、参加者の大勢の方が、それぞれ市民、障害者、寄り添う事業所などの立場にからして福祉・介護を少しでも前進させようという意見が活発に出された、内容の濃い話し合いでした。

 

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