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憲法改悪阻止にむけての展望

|17年08月28日 |中島 |

26日、土曜日の午後のことです。

若者と学ぶ人権学習会を終えて、津山から来てくれたFさんと西崎食堂で昼ご飯。そして、旧・労金ビルに送ってもらいます。県革新懇の第35回総会です。記念講演は、冨田宏治さん。原水爆禁止世界大会「宣言」起草委員長もされている関西学院大学教授(日本政治思想史)です。演題は「市民と野党の共闘で総選挙勝利を」。

政治的激動の時代が始まった、と世界的な情勢を話されます。トランプ大統領やアベさんに注目が行くところだが、サンダースの主張のようにアメリカでも「俺たちは99パーセントだ」のリアリティーが高まっている。イギリスでも労働党党首は原水爆禁止世界大会と深い絆があるコービン党首が再選されている、彼は首相につく可能性もある人だと話します。オーストリア大統領は極右候補を退けて中道左派候補が勝利、このことは国連での核兵器禁止条約の採択に大きな貢献を果たした、などと。

一方、「自業自得の人工透析患者なんて全員実費負担にさせよ。無理だとなくならそのまま殺せ。今のシステムは日本を滅ぼすだけだ」とブログで発表したような長谷川豊氏が維新から千葉一区で衆院選挙に出馬するなんて、弱者への剥き出しの憎悪をする勢力も現実にいる日本、その背景に「戦争する国づくり」をめざすアベ暴走政権がある、と。

昨年の参院選挙、市民と野党の共同で統一候補が一人区で11勝したことの意味はおおきい。改憲勢力は89から77へと12議席減少した。2019年の参院選挙では改憲勢力は85議席以上をとらないと2/3は確保できない、それは至難の技。改憲の発議、タイムリミットは3年間だけ、そのうちの一年は過ぎて行っている、と。

そして、改憲阻止の闘いをどう展望するか、を話されます。市民と野党の共闘の一層の成熟を、掛布団と敷布団の役割、特に地味で地道な地を這うような敷布団の役割の大切さを強調されていました。

終えて、岡山西口駅前で懇親会。維新の橋下氏が大阪府知事時代、私学の女高生が授業料の減額を訴えたとき、私学行くからそうなるのだ、それが嫌なら日本から出ていけ、という内容で応えたということが改めて話題になりました。長谷川氏の暴言と同様の人権のかけらもない彼らの体質、許せないという気持ちになるのでした。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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