何百万単位で動いている、やりがいのある時代
|15年09月21日 |中島 |
19日の土曜日。
午後から倉敷の芸文館へ。「安倍医療改革と皆保険体制の解体」のタイトルの学習会です。中央社会保障推進協議会等の主催で全国7か所、1000人大学習運動の一つです。
後藤道夫・都留文科大学名誉教授が講演。1、安倍医療改革の本質ー新段階の医療費抑制の始動 2、国保の都道府県単位の本質と保険者機能強化の真の意味 3、介護保険改悪に対抗する住民本位の地域包括ケアをめざして、の柱で150分の講演でした。
戦争法は成立したが、国民多数は反対の意思を示している。新たに何百万人単位の規模で社会変革を求める人たちが出現している今日、私たちはやりがいのある時代が到来している。グローバリゼーションと新自由主義による大国作り、海外で戦争ができる大国作り、これらの流れが医療、皆保険体制の解体の動きなどにも顕われている、などと全体の捉え方をまず話されます。
講師は最後に、社会保障推進協議会の組織と運動に期待を込めて、1、戦争法反対のとりくみ強化 2、国保の都道府県化の巨大な狙いを暴きあるべき医療保険姿を対置する 3、「地域医療構想」を現実の課題解消に向けたものとして機能させよう 4、介護の現状について大規模な調査・普及・宣伝を 5、老人福祉法の「措置」を広く解釈させ介護困窮者を何らかの方法で救済できる保障運動を 6、居住保障、医療・介護保障を中心とした常設の相談センターを 7、社会保障関係の活動家が個人加盟できる組織を社会保障推進協議会のもとで組織をしてほしい、とまとめられました。
帰り、美観地区へ。大勢の観光客でにぎわっています。南の入り口付近で戦争法撤回の宣伝をされていました。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »