ななくさ、の利用者家族などへの通信、です。職員の力を合わせたものです。

ななくさたより、１７号

７日、朝早く事務所へ。この日は、ＮＰＯおかやま人権研究センターの｢人権散歩｣。わが方は参加できないが、中型バスを予約する仲立ちをした関係で運転手の方にコーヒーでも、と。ケースワーカーをされているこの方としばらく生活保護問題で懇談。この間に、参加者が次々と集合してきました。ハンセン病療養施設であった長島愛生園を中心に、渋染一揆の集合地点などをまわる視察です。

こちらは、桑野のふれあいセンターへ。医学一般、介護概論の講義を。夕方に終えてから、障害者の生活と権利を守る県連絡協議会の役員会と忘年会。当方、代理で出席。全部で１１人。焼肉店での宴会は、焼くピッチが早い。この会の会長と事務局長の先生との出会いと運動へのかかわり、そして参加者全員のこの運動にかける思いなどを聞かせてもらった。なぜか、私の頭に、映画学校?が回想。新たな出会いもあり、気分もさわやかな忘年会でした。

5日、寒い一日でした。昼から、岡山の高島屋前で、障害者の生活と権利を守る連絡会主催の署名行動。12、3人が参加して寒風すさむ中、通行人に訴えます。障害者自立支援法の廃止、見直しの署名です。

夜は、ななくさ12月打ち合わせ会議。１２月賞与の支出額もほぼ決定。小規模多機能型の全国連絡会で研修会が開催された内容も報告。ななくさ、についても、利用者、働く人、地域住民、介護全体の動向、社会福祉の一環の動き、地域からの運動など、多角的な視野からの、存在意義などを把握することの重要性を感じました。

6日の土曜日は、社会福祉士試験模擬テストに参加。７千円も出して。まだまだ合格は、遠いかも・・・、という感じ。学習する環境作りが肝要とは思うのですが、年齢も考えてしまうこともあり、また生活習慣上夜はそうはいかないのが現実。しかし、やらなくては・・・。

4日、午後からノートルダム清心女子大学へ。駐車場がなかなか見つからず予定より5分遅れ。学生部長さんなどが対応してくれました。お金がなくても高校・大学へ、という趣旨については賛同をいただきました。ここの大学は授業料を国立より低額にしており、独自の奨学金制度や給付制度も兼ね備えています。私学のよさが学生の立場に立って施策として生かされています。

それを終えて、岡山駅前で「お金がなくても高校・大学へ」の署名活動。世界人権宣言60周年、その人権週間の初日として企画したもので、7人が参加。宣伝カーの看板を、教育問題に取り替えての宣伝です。多くの若い人たちが関心を寄せてくれていました。中には、奨学金返還が滞っているという報道の影響でしょうか、大学生は苦学してでも自分で稼げ、という立場の人もいたようです。この活動に参加したメンバー、年内には1万筆を、と頑張っています。

3日、朝から税理士事務所のＫさんが来館。みんなの家ななくさの10月度会計の最終チェックと新たに給与・賞与計算ソフトの説明。これが出納簿などと連動できれば入力作業の大幅な軽減になります。昼過ぎまで指導を受けました。

夜は、三門地域革新懇の第4回幹事会。7人の会議。最近の各団体の取組状況について。人権連が11月30日に開いた高齢者の食事会・ひまわりの会、には高齢者19人、スタッフ6人、ななくさから講師などとして2人、合わせて27人で盛会だったこと。相談をうけて生活保護申請に同行したとき、つなぎ資金は4人世帯では2万円になることなどを新たに知り勉強になった。法律相談の窓口として何件か取り次いで感謝されている、などと報告されました。

その後、来年正月の旗開きと革新懇の総会の準備。20年近く定例日としていた第2金曜の夜を変更して、働いている若者や、高齢者が参加しやすい日程設定をということで、1月11日の日曜日、夕方3時からの開会としました。新年のエネルギーを凝縮するような会にということで、歌声喫茶なみにみんなが歌える会にと、歌集の準備もすることに。革新懇の旗を新調することも。

後は少しのビールを分かち合って懇親でした。

2日、朝一番に生活相談。車の衝突事故で仕事ができない大工さんから。補償額の算出のために確定申告の控えが必要と。話を聞いていると、本人にかわる仕事を代理で入れると日当22000円かかり、請負額から引かれるという。本人の補償額はわずかなもの、泣くなに泣けない事故にあってしまったと嘆いています。内容を保険会社にきちんと伝えることのアドバイス。

その後、中高年事業団役員の入れ代わりにかかわる書類のために、Ｈさん宅へ。話の流れを確認して、金ちゃんに役所まで同行してもらって無事完了。

11時から県政学習会。長期的な財政再建、職員給与カットの撤回、県民生活予算削減反対、の趣旨に基づくもの。

午後、足を痛めた母親の病院へ送り迎え。合間に、ななくさ会計整理、本部機関紙の校正、などなど。歩いて帰宅中、みんなの会館に顔をのぞかせたら、鍋を囲んで4人が懇親中。ちょっと一杯だけいただいてお開きに。