長島は語る、前編
|07年04月13日 |中島 |
最近、岡山県から「長島は語る岡山県ハンセン病関係資料集・前編」が届きました。B5版766頁あります。
愛生園開園の経緯、隔離政策の展開過程、療養所内での生活実態などの資料が収録されています。
後編は、教育・文化・宗教などついての資料がまとめられる予定だと記述されています。関係者の努力に敬意をあらわすべきものだと思います。
しかし、これは非売品。この発刊にあたった委員会の方々が非売品でよいのか意見をききたいものです。
あとがきで、「資料の選択、編集段階になって当面した最大の課題は、個人情報の保護」、「人権擁護の立場から地名・人名の取り扱いを検討した」などと述べています。この点では、弁護士、園の自治会などの意見を尊重したとしています。しかし、どういう意見かは記載されていません。
この意見も深く学習したいものです。今日的な段階での人権課題について、歴史的経緯と現状、そして個別課題が解決された時も含めた検討が必要だと思うからです。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »