ゴールデンウィークに突入し良い天気が続いています。

世間は少々浮かれ気味ですが、ななくさの利用者にはさして関係がないらしくいつものように、いつもの利用者さんがいつもの時間を過されています。

お一人暮らしの方にとっては、賑々しいイベントのある季節などはかえって淋しさが身にしみるらしく、「ひとりは寂しい」と訴えている声を耳にします。ななくさの存在、役割の大切さを改めて考えさせられます。

今日、利用希望のご家族が見学に来られました。アルツハイマー型認知症のお母さんと娘さんがお２人、家庭での介護に疲れと限界を感じているとの話でした。ななくさの利用が、ご本人の生きる力や、ご家族の生活維持、介護の軽減につながればとお話させてもらいました。

ななくさのは身内感覚で利用者と係わっている、アットホームな事業所です。と話したことをもう一度深く考えて見ようと思います。

利用につながれば精一杯お手伝いをしようとスタッフとも話しました。

２５日　水曜日　５名の利用者さんの要望によりヘアーカットサービスが行われました。

今回も美容院「吉兆」の伊藤さんが出張してくれました。ほとんどボランティア感覚で、料金のほうも格安にしてくれました。「じっとお客さんを待って居るよりは、少しでも役にたてたら」と言ってくれとても協力的です。

午後からは、スタッフによる白髪染めがなされました。散髪をし白髪を染めるとやはり若返り、女性の方には特に喜ばれます。気分転換もでき精神衛生上も良いようです。

男性の利用者２名はひげ剃りです。８４歳と９４歳の方ですが、ひげをそり落とすとさっぱりするようで、顔つきも晴れ晴れとしています。

高齢になってもおしゃれはしたいものですね。

この2日間、天気予報をうらぎって、雨がふります。いっきに咲いたボタン、雨に打たれてより鮮やかに。民主会館裏に咲き誇っています。

これから、酒蔵もふくめた取材旅行に行ってきます。

23日の月曜日、NPO・地域人権みんなの会の理事の三戸さんが民主会館へ。歩いて一緒に、ななくさ、を訪問しました。8人利用者さんがおられ、職員も5人働いていました。

三戸さん旧知のケアマネの池田さんとも、元気になったなぁと、くも膜下出血で倒れて以来の快復振りに話が及びます。ボランティアで琴の演奏をしてくれた方の写真（利用者の千田さんの撮影）が共通の知人であることもあり、千田さんとも話が弾みます。竹原さんからも、三戸さんの快復にねぎらいの声が。

帰り道、三戸さんは、にぎやかになっとるなぁ、これからだね、と感想を述べていました。

地方選挙がおわりました。長かったです。

年度初めの月としての事務整理に気を入れてやらなくてはなりません。

県が今年度より、「岡山県人権啓発パートナーシップ推進事業」を興しました。NPO法人を対象に、1事業あたり50万円を限度に、約10団体に補助するというものです。総額、528万余りが予算化されました。

この事業申請も5月16日までとなっています。

私たちも制度の確立にむけて粘り強く要請してきた経緯もあります。その制度の県民的な活用が求められています。

NPO・地域人権みんなの会でもその検討に入ります。

　みんなの家・ななくさ、は西崎本町にあります。石井中学校区です。小規模多機能型居宅介護事業所について、岡山市は当初、中学区に1箇所の認可が基準、としていました。ななくさ、06年度中に開設した理由のひとつが、この認可の基準でした。

最近、同じ学区に、高齢者向け賃貸住宅を基本にして小規模多機能型居宅介護事業所を併設する施設が出来上がりつつあります。株式会社の運営です。

つい最近の岡山市の話では、中学校区に、少なくとも1つ、という基準であるといいます。

介護保険請求で、ニチイ、コムスンなどの不正請求が表面化しました。営利法人が介護事業所全体の6割をしめているとも言われています。

特定非営利活動法人、NPOが運営する小規模多機能型居宅介護事業所の良さをアピールすることも、より必要となっています。