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林友の会総会、財団の医療活動のすばらしさを再認識

|12年05月20日 |中島 |

19日、夜中に目が覚めてしまったりしてけだるさが残る朝でした。事務所についてから車の中で20分ほど眠りました。散歩する元気もありません。

事務所で、それでもやらなくっちゃ、という感じで、2011年度介護職員処遇改善交付金の実績報告書の作成にかかります。積算根拠の作成のうえで最低必要な書類のひとつ通帳のコピーを探しますが見つからない。ななくさにお願いして、慎ちゃんが持参してくれました。

ななくさ、かるがもに支給された交付金額は360万円ほど。事業所がこの交付金をもとに賃金改善を行った総額は、385万円に。介護職員一人当たりの賃金改善額は月に2万4千円余り、という内容になりました。支給対象が絞られて、一人あたりの額が前年より月に7千円も増額されています。

夕方から今年度の処遇改善加算の申請用紙を作成です。今年度からは、介護職だけでなく、看護職の人たちにも介護任務の職務を担ってもらっていることを反映させるようにしなくては、と職場で意思統一しています。

友の会会長あいさつ、石田弁護士

この日は、昼から、林病院の集会室を使って、2012年度「林友の会」総会が開かれました。記念講演は、林精神医学研究所理事長で林精神科神経科病院院長の林英樹先生。林病院建替と今後の林財団の医療構想、という演題。柱は、林財団の歴史と使命、精神科医療の変化と課題、現在の林病院の医療活動、林病院立替プランの4点に。

林道倫先生が67歳にて財団を設立したのが、1952年。今年は60周年。南雲與志郎先生が赴任されてきて林友の会が結成されたのが1977年、81年には市民組織に改組されました。2002年には、「統合失調症」に病名が変更され、2003年頃より、精神科開業ブームが到来した、と歴史の概要を話されます。そして、統合失調症の軽症化、自死の増加など精神疾患の動向をとらえながら、認知症の増加、回復の考え方の変化など「精神科医療の変化」について言及。同時に、回復の考え方の内容について、医学モデルでの課題、生活モデルへの到達なども話されます。症状など弱点に焦点をあてず、よいところを活かして自己実現を援助、という概念です。

林病院は今年6月から建替えがはじまります。患者さん、家族の要望を取り入れて構想されてきました。精神科急性期治療から精神障害をもつ人の地域生活支援までトータルにサポートする病院、としての使命を果たす病院として協同基金を1億3000万円募ることにしています。

林病院の精神科医療にかかわる役割、改めて実感させられた講演でした。協同基金に少しでも協力しようという気持ちにもなります。

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