県社会保障推進協議会、18回総会
15日の土曜日、午前中は県人権連の三役会議。9時半から12時半までかかります。岡山県との交渉・話し合いの重点の整理、将来にむけての組織建設上の課題の明確化と基本的な対応、NPOを母体にした新たな事業計画、東日本大震災へのひきつづきの支援のあり方などを論議です。
大震災への支援では、冬支度が始まった時期としての支援物資を、11月3日、直接運んでみようということに。3日間の予定で往復することに。車はあのキャラバンで大丈夫か、レンタカーの方が良いのでは、などと。
午後は、岡山県社会保障推進協議会の第18回総会。会場でこの日の講師、山家さんにお逢いして、「地域と人権」紙への連載してくれたことの御礼を述べます。
総会では、岩間一雄会長が、社会保障が充実された日本社会の展望を語ります。山家悠紀夫さんが、「税と社会保障の一体改革」は何をもたらすか、と題して講演。まず、この一体改革は、社会保障を貧弱に、そして消費税増税であると本質をズバリ。そして、社会保障と消費税、重点化と効率化、勤労者と高齢者、という構図のように対立さすべきでないものを対立させていく、構造改革路線であると指摘します。
山家さんは、財源の問題にふれ、財政健全化と社会保障拡充のためにはあと65兆円が必要だが、まずは、国内剰余金、政府の保有する資金などを活用することで震災復興と社会保障の充実は可能である、そして長期計画で国債発行額の削減と社会保障の充実を取り組むためには、軍事費など無駄をなくす、不公正税制の是正、景気回復での増収、そして所得税増税、というプランを示しました。日本経済・社会は、50兆円の負担増に耐えられる土台があることも含めて。
総会は、川谷事務局長の活動計画などの提案のあと、美作と岡山の社会保障推進協議会、障害者の生活と権利を守る会の吉野先生、から発言。自治体職員とも積極的に話し合い、ともに社会保障の充実に向けて取り組んでいる内容が報告されました。当方も、県の夢プランづくり等の提起する課題なともふくめて閉会のあいさつを。
記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »