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山口雪子さんからの訴え

|16年04月5日 |中島 |

岡山短期大学準教授の訴えが、岡崎さんを通して届きました。

こんにちは、山口雪子(やまぐちゆきこ)と申します。

報道でご存知の方もおられるかもしれません…視覚障害を理由とする職務変更の撤回を求めて提訴した当事者です。

私が網膜色素変性症とわかったのは小学校入学前検診でした。ただ視力は0.5程度あり、視野狭窄と夜盲症だけだったので普通学校に通うことができ、盲学校で学ぶことなく社会人になりました。 現職に就いた時も網膜色素変性症のことは履歴書に書きましたが視力は0.2程度あり問題になりませんでした。私の視力が極端に落ち始めたのは40代半ば頃からかと思います…視力を失っていく中で今回の問題を抱えることとなりました。

提訴は3月23日。授業外しを短大から告知されたのは2月5日…なぜ50日もかかったのか?提訴する前に支援組織作りとか、労働局への働きかけはしなかったのか?とのご質問をいただきました。私は2年前にも退職勧奨を受け、私費で補佐員を雇用することで何とか退職を免れました…。当時の私は母校の悪い評判は学生・卒業生が悲しむと、何とか穏便に済ませる方法を模索しました。ただ私費で雇用した補佐員は、短大から「学生と直接関わってはならない」との制約があり、今回の問題となった「飲食に対する注意」はできません…。それが今回の職務変更の要因となりました。それでも何とか穏便に…と、代理人弁護士を通しての話し合いや、非公開の仮処分申請で何とかならないかと画策してきましたが、短大の態度は強行で、新年度を迎えた今でも何の解決も得られていません。

学生や卒業生が悲しむかも…、という気持ちは短大の強硬な態度で、いつしか「思いやりある学生・卒業生に教育理念として共存共栄を唱っておきながら口先だけの短大の現状をこのまま放っておくほうが学生や卒業生に申し訳ないのでは…」との気持ちに変わり、今回の提訴となりました。なんとか共生社会を目指す教育現場として短大側が考えを改め、職務変更の撤回をしてくれることを望んでいます。

もし、ご賛同いただけるようでしたら今回の件に関してインターネットで署名集めをしております。署名ならびに署名協力への呼びかけにご協力いただければ幸甚に存じます。ご無理のない範囲で…、どうぞよろしくお願い申し上げます。

また今回の事件は、決して良いことではありませんが、取り組んでいく中で、今までつながりが持てずにいた視覚障害の方々とのご縁をいただけたり、多くのみな様の励まし・お力添えをいただけていることは、とても有り難く感じており、問題に取り組む力・支えとなっております。本当にありがとうございます!

長文になりました、失礼ご容赦ください。お読みいただき、ありがとうございます!今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!

山口雪子

署名にご協力いただける方は、以下の手順でよろしくお願いします。

http://chn.ge/1RBTYA4を開いてください。アプリケーションメニューからホームページを開き、姓、名前、メールアドレス、郵便番号、コメント欄(記入は本人の自由)に記入。署名送信ボタンを押します。

署名後、通知が届きます。届かなければ署名ができていないことになります。


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