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ななくさ10周年 その事務局

|16年03月6日 |中島 |

5日、土曜日。朝、歩いて新事務所に。遠回りして立ち寄ったコンビニで手に入れたレタスがたくさん入ったサンドイッチで朝食です。

雑務。みんなの家ななくさの住宅さん、前日に開催された小規模多機能連絡会の研修会の内容などを報告してくれます。そして少し朝の打ち合わせ。

午後、新事務所で、みんなの家ななくさ開設10周年記念の第1回事務局会議です。この日は5人会議。記念誌の発行と感謝のつどいの開催、これらの具体化に向けた準備を始めていきます。10周年の意義を提起です。

10周年記念の意義

介護保険制度が誕生して5年目に構想した、小規模多機能型居宅介護事業所を岡山市内でいち早く開設をめざして取り組み、みんなの家ななくさを2006年7月1日、市内西崎本町に開設できました。開設時、利用者さんは4人でスタートでした。戸惑いながらも、利用者さんを真ん中に、という人権視点にもとづく理念を実践で深めてきました。そして、利用者さんや家族の皆さんの個別の具体的な要望に応えながら介護と生活支援を中心に、医療機関との連携も強めて在宅生活を支えてきました。

2013年7月には、ななくさのサテライトとしてみんなの家だんだんも開設することが出来ました。その条件も活かして、在宅生活が困難な人たちに対して、すぐ隣のアパートの空き部屋を有効活用して、あくまでも在宅重視にこだわりを持つ姿勢を貫いています。そして、最近では終末期の対応と看取りまで行える介護事業所として発展してきました。

利用者さんたちが置かれている状態はさまざまです。その利用者さんたちが共通しておもわれていることは、・なるべく自分の意思のもとで自由に生活をしたい、・個々人の財政的状況、家庭環境などが介護と生活支援、利用介護制度の選択、医療受診などに悪影響がないようにしてもらいたい、・自らが生活している地域の人たち、利用しているホームの人たちと心を通わせたい、仲良くしたい、ということだと思っています。

このことは、同じ時間を生きている私たちスタッフからしても、そうあってほしいと考えていると思います。利用者さんの置かれている状況を知りうる立場の私たちが、地域社会でこういうことを互いに実現させていこうとするネットワークの形成に少しでも貢献できたら、という思いを寄せ合い奮闘しています。

10周年は、ななくさの発展に寄与いただいたみなさんとともに祝いあいたい、そして感謝の気持ちを伝えたい、そういう思いで記念の企画を組み立てていきます。

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会議を終えて、NPOみんなの会の吉岡、田中両理事と少し打ち合わせです。この日は、朝から、新しい人を迎えたくてあちらこちらに諸連絡でした。

車にクーラーを入れようかと迷うような陽気のなか、協立病院に走ります。後見しているNさんの状況を知りたくてナースステーションに声をかけます。担当の医師が今いないからということでしたが、男性看護師さんから話を聞かせてもらいました。

よくじつ、6日は雨という天気予報。例会は中止に間違いないと判断して、この夜ならば、と牛窓に走ります。釣り人は少ないのです。傍まで車できて声をかけてくる釣り人もなかなか釣れません、と。二つだけ魚を持ち帰りました。

記事分類 NPO人権みんなの会記録 | コメント 0 »

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