8日の日曜日、私も所属する地域人権運動みかどの会の第4回総会が、みんなの会館で開かれた。総会をこの会場で開催するのははじめてのこと。

朝11時から1時間の総会、そして医療生協のお話、それが終わった後から、野外でのまつり、室内でのカラオケ、健康診断など盛りだくさんの企画でした。

家族ぐるみで参加できるように取り組んだもので、子どもたちが元気でした。小さな赤ちゃんを見ているとこちらもホッとする、そんな集まりでした。

7日の土曜日、ななくさの近所まわりに用事があり、すましてからよってみました。入院されているお二人のことも気になっていましたし、新たな利用者の方のお顔も拝見したいということで。

昼ごはん、食べる分あるよー、と言ってくれて、こちらは、今日はなんでー、というような会話。ビビンバ的な混ぜご飯をメインにミンチかつ、わかめと卵のスープでした。10人ほどで一緒に食べましたが、とても美味しかったのです。

その間、男性の利用者のＦさん、私に話しかけてきます。自分の経歴を披露します。学校はなかなか行けなかったが、やる気になればなんでもできるものです、ここがすめば都という感じ、しかし家に帰ってみても一人、夜ときにななくさに電話したいが、ダメよといわれた、などなど。

途中感情が表情に強く出てきて涙ぐむ感じにも。聞いているほうは、受容という言葉が頭をよぎります。頷きながらも、どこかで話の転換をしないといけないのでは、などなど。

職員の方々の日常の苦労の一端を知ったような感じでした。

6日は、県人権連主催の「人権の伸長をめざす自治体交流学習会」で岡山市の御津まで。朝、講師の奥山さん(大阪経済法科大学教授)をホテルまで迎えに行って、180号から53号線を走る。

奥山さんの講演は、さすが長年人権問題にかかわってこられた経験が生きた、いぶし銀のように光る話でした。

お昼ごはんを一緒に食べて、さらに講演の内容での話を。これが聞けるのが役得です。この知識、体験を独り占めしないで、特に若者に伝えていきたいものです。

5日、朝11時ごろ、映画｢茜色の空をみたよ｣の監督、中山節夫さんが、民主会館に。岡山映画普及センターの米戸さんとともに。ちょうど来ていたNPO・地域人権みんなの会の理事の三戸さんとともに懇談しました。

中山監督のハンセン病問題を告発した1969年段階の｢あつい壁｣、今年上映された｢ヘレンケラーってしってますか｣、そして岡山を舞台にした｢茜色の空をみたよ｣、などの映画について話に花がさきました。

今回は、｢新・あつい壁｣の上映について、長島へ行ってこられたといいます。

監督は70歳だといわれましたが、まだまだこれからの映画づくりに大きな期待をもてる、懇談でした。

4日、ななくさ開設1周年のチラシができました。5000枚の印刷。

よびかけのメインスローガンは、「住みなれた町で、家族や友達と、ずーっと一緒に暮らせたらいいですね!そんな願いを実現しましょう!」

三門学区の山陽新聞に折り込みます。これで4300枚。700枚は、手配りや郵送です。

利用者の桑原さんの娘さん、竹本さんが来館。いま気管支炎で入院中で退院したらまた、ななくさ、へという話。3週間も入院すると退院しても歩けないかも。要介護度もあがる。利用料も高くなる、などと話していたが、竹本さんは、岡山市に申請することによって、現在でも月15000円以上の利用料は返ってきた、といわれる。

制度の周知が求められているのでは。

3日の火曜日、高松市へ。ＪＲマリンライナーで55分程度。瀬戸大橋からの眺望はいつみてもいいものだ。

高知の西村さんと駅で待ち合わせ、地元の山根さんも。栗林公園からそう遠くないところで車をとめる。今年5月28日になくっなった杉田さん宅へ弔問。奥さんと娘さんが迎えてくれた。

杉田さんは、75歳でなくなった。私の父が生きていたならば同じような年頃。風貌も似ていたのだが。高松で人権運動を守ってくれてきた人のお一人。お酒も飲まないのに、腎臓結石の手術での輸血でＣ型肝炎にかかって、余病があり、3年余りの入院・闘病の末、肺炎を併発してなくなったという。

杉田さん宅を辞したあと、山根さんたちと懇談。地域の実情などを聞かせてもらい、8月の山口集会などの対応を検討させてもらった。懇談中、岡山の正司さん、山口の村崎さんたちの名前が何回となくでてくる。

地域から人権という立場で、全国や地元で奮闘してきた先輩たちの苦闘に思いが馳せる。